ドイツ盤 World In Sound WIS-3516 私見ですが、いわゆる米国の尖がった60'sサイケ・フォーク・ロックと、ドイツ的な混沌と、トラッド風な香りを併せ持つ独自のサウンドといえます。不協和音的な危うさの中にも、不思議な暖かさが感じられます。ジャケの青春を感じさせるさわやかな写真も、サウンドの性格の一端を表わしているように感じます。男性4人と女性2人の6人組。女性ヴォーカル、オルガン、トラッド風フルート、シタールなども効果的に使われております。アルバムを通して聴いているうちに、ミュージック・エンポリウムだとか、初期のアモン・デュール2だとか、インセクト・トラストだとかが頭をよぎりましたが、決してサウンドに近似性があるというわけでもありません。好きになったらとことんのめり込めるような音盤だと感じます