『世界名画の旅〈7〉 アジア・アフリカ編』
朝日新聞社(朝日文庫)/朝日新聞出版(文庫版として1989年頃に刊行)
『世界名画の旅〈7〉アジア・アフリカ編』は、朝日新聞日曜版「世界名画の旅」取材班がまとめた
欧米以外の地域に残る名画や美術作品をめぐる紀行エッセイ・ガイドブック です。
シリーズ全体が名画にまつわる背景・歴史・制作秘話を朝日新聞の記者ならではの視点で綴った旅行記・
美術読み物となっており、第7巻ではアジアとアフリカの地域に焦点を当てています。
読者は単なる美術作品の解説だけでなく、作品が生まれた文化的背景や、その土地の歴史・風土 を
知ることができる点がこのシリーズの大きな魅力です。
文章は一般読者向けに分かりやすく書かれており、美術史に詳しくない人でも楽しみながら名画への理解を深められるよう工夫されています。
例えば、アジアやアフリカそれぞれの地域で見られる特色ある絵画や彫刻作品を取り上げ、
取材を通じて出会った人々やエピソードを織り交ぜながら紹介する構成になっているため、
まるで現地を旅しているような臨場感があります。
シリーズを通して、世界の美術に対する興味を自然に引き出す内容であり、単なる画集とは異なり、読み物としての面白さと教養の両方を満たしてくれる1冊です。
また、朝日文庫の文庫判なので持ち運びやすく、旅のお供や美術入門書としても適しています。