ライジングサンモデリング
1:750 試作品販売 RSA-003B_BETA 日本海軍 駆逐艦 雷 昭和15年時
3D PRINT MODEL
1点だけの限定品です。昭和16年開戦前の工事から13㎜機銃換装後の状態です。
雷は2つの模型メーカーや有名モデラーに弄りまわされた模型を考える上で不幸な駆逐艦の一つです。特型駆逐艦Ⅲ型で公式図にほぼ合致し合格点を出す商品は未だに存在しません。
秋葉原ボークスに展示されている「雷」とされる特型駆逐艦は雷と名乗ったなんちゃっての「ふざけた」作例であり嘘にまみれたナリスマシ品として即座に切り捨てられるべき展示品です。この如何わしい作例を始め船体すら大きな問題をもち雷としての大きな特徴を全く持たない1/700スケールの商品が2つ出回りました。
雷だけの特徴として大きく13点のチェックポイント
1.艦橋
2.第一煙突下部のキセル型通風筒
3.機銃甲板
4.魚雷格納筐の扉の数・形状
5.機銃甲板
6.探照灯基部
7.機械室排気塔の形状
8.魚雷運搬軌条
9.第二煙突の汽笛管
10.後部甲板の艤装品(リール・通風筒)
11.シェルター甲板の艤装品(通風筒等)
12.船首楼甲板の艤装品(リール・通風筒)
13.ホウスイ所排気管
あとは砲塔上の空中線架台・マストの桁の傾き・魚雷格納筐の蓋の形状など細かい所まで特型駆逐艦Ⅲ型は異なります。一冊の本が出来上がる位の情報量です。
特型駆逐艦では船体は構造用船体寸法表が存在するためにそれらに基本準拠するべきですがそれらに完全に合致しない商品しか存在しません。また模型雑誌記事も見たことありません。ファインモールドの1/350はこの資料に準拠しているとは聞いていません。ラインズから船体を構築しています。その為か艦尾下部に疑問点を持つものです。
こちらが研究し辿り着いた視点から見て「粗悪品」「なんちゃってのナリスマシ品」しか市場には存在していない事になります。ファインモールド位しか「まあ、この程度ですか。」が本音でした。100点満点とすることはできません。それだけ他者・他メーカーがほぼ全滅・壊滅事態でありファインモールドの商品のみ唯一マシなモノという評価です。この結果商品として流通した訳で多くの人が騙されました。これまで出てきた模型メーカー・ガレージキット・有名モデラーは全て否定されます。この為不完全なモノしかなくそれらを完全にする試みはもはや無駄な努力でしかなかったのです。残された資料が大量にありながらその実現・多くのファンの望みはこれまで粉々に打ち砕かれたのです。
「名前」を使った紛い品だらけの世界が広がりました。これが日本の艦船模型の現状であり実際です。健全な趣味では無いのはもはや誰が見ても明らかな状態であり出鱈目を繰り返してきた人たちが商売を続ける事が出来たのです。
先日大和ミュージアムの2月の最終閉館日に出会った学生に特型駆逐艦Ⅲ型の幾つかの部分について上記の3Dモデルと大和ミュージアムの端末を通して解説をしました。特に機銃甲板については既存のプラモデルの「ヤラカシ間違い」に完全に染まっており4艦実は図面上は全く異なる形状であることを理解して頂いた次第です。
プラモデルメーカーのなんちゃってやヤラカシや有名モデラーのヤラカシ事例の被害はすさまじいモノであり全責任を取って頂きたいと願っています。更に特に米アカデミーショー受賞作品のゴジラマイナスワンの「響」での船体の手抜きやプラモデルの間違いを引いたものは誰が監修したのかも含め「世界的に評価されたCG?VFX?嘘では?」とそのでっち上げ体質に強い懸念を持つだけです。資料利用で世界的なレベルに達していない事。更にすり替え駆逐艦「夕風」等<いったい何考えて海軍艦艇・駆逐艦を登場させたのかとその基礎的な歴史に対する認識に疑問を持たざる得ません。それらが鉛筆画等に現われておりもはや信用できる絵師は一人も居ないという事です。
開発の背景は以上ですがもはやプラモデルの小型艦艇は日本海軍艦艇の研究が進んだ現在では商品としての価値はほぼないモノと考えて頂いて良いです。
余りにも間違いが多くデタラメが横行してプラモデルのパクリ・模型の模型の存在すら生みだし裁判でも指摘しております。
タミヤの1/700 響の事例を引き合いに出すまでもなくリニューアルの機会が十分にありながらそれをやらない経営者の問題や紛い品を映画のバブルに乗って売りさばいた事。
昨年9月の3万円の駆逐艦資料本が発売されたが1/400の100か所以上も間違いを抱える「響」「暁」の上部平面・側面図等激怒モノ物の書籍・商品です。著者はもはや日本海軍艦艇研究家と名乗る事すら許されない図面を発表した人物。老害被害も顕著であり日本海軍研究は混乱の極みを呈しています。
もはや既存の模型メーカーやプロのモデラーで評価できる人物・団体は皆無という状況になっています。
これらの事実を確認している当方としては「世直し」「カウンターとしての一撃」としてこの雷を披露する事とした次第です。
つまりこのモデルはこれらのカウンターとして今回一品だけ販売します。
1/700は何時でも出せますが露骨に衝突を避けるために1/750としました。
先日の学生にも原型CGを披露しましたが「まだ粗いから発売を見送った。」と説明しています。早く完成させたいのです。
以上です。