霊術伝授　増補改訂版 - Spiritual Teaching Expanded and Revised Editionの説明

■霊術の歴史をひも解く

霊学・古神道・道術研究の第一人者が 霊術の歴史をひも解き、 入門、奥伝、霊符まで伝授する！

霊術とは、 神通自在、一切不可思議なことを思いのままに成し得る霊妙な術

新たな霊符と「龍鳳神字」の章を加えた、待望の復刊！

平田篤胤、本田親徳、出口王仁三郎、友清歓真、 松本道別、桑田欣児、松原皎月、宮地水位……

霊的世界とつながり、神伝秘術を現代に伝えた 異能の霊術家たちの系譜と人生を辿りながら、 これまで神秘とされてきた、神通自在の霊術の 数々の実践法を公開する「霊術指南書」の集大成。

●鎮魂法：神の御魂を招いて自己の魂を充実させる
●帰神法：神と一体化し、神界に感合する
●霊胎凝結法：不滅の肉体（霊胎）を獲得する
●言霊秘法：言霊の神秘の力で現実を変えていく
●太古真法・神折符：神人一体の秘法で幸運を呼び込む
●天津金木占法：大宇宙の秘占術で人類破局を回避する
●霊術霊符秘法：霊符の力でさまざまな願望を成就する
●龍鳳神字：神界との気線をつなぎ、神徳を受ける
（本書より秘法霊術の内容を一部抜粋）

「松本道別、桑田欣児、松原皎月の師弟は、戦前の霊術界における巨星でありながら、出口王仁三郎とか友清歓真ほどには世に紹介されてこなかった。この三者の伝記とその師弟関係を知るだけでも、霊術に興味がある人にとっては本書を一読する価値があるものと思う。

また俗霊術にはあまり触れていないが、その分だけ他の内容はかなり充実させ、 霊的な修練をしなくてもすぐに実行できる危険予知法の三脈法、 また簡単に吉凶を占える神手法ならびに神光法、 火や水や風によって穢れを祓う清め・祓いの秘法、 息によって魔や災や病気を祓う伊吹の法、 自らの手を神の手として病や悪霊を去らしめる神手秘法、 魂を鎮めて宇宙の大霊に帰一する鎮魂法、 神霊を身体に降ろして神機をうかがう帰神法、 自らの魂を異界に自在に飛ばす使魂法、 永遠不死の霊的な胎を結成する霊胎凝結秘法、 言葉を発すればそれが実現するところの言霊秘法、 一切を占い、宇宙の秘機をも探る天津金木占法、 伊勢の斎宮に伝えられたとされる神道究極の奥秘たる太古真法など、盛り沢山である。」
（「序」より）

「大石凝真素美は、神示や天津金木を用いた『古事記』の解読から、物質文明の果てにおけるその破局を見通した。そして、それを防ぐためには霊的文化の開顕しかないことを悟ったのだ。その開顕のために三大皇学の発揚に努めたのである。

そして、霊的文化の開花を後世に託したのである。天津金木学は第一歩を机上の研究に始め、やや研究が進んだならば、これを神典の読解に応用し、さらに進んだならばこれを心身に体験し、天地に参じてこれを行い、最後に活現しつつあるこの永遠の本舞台に登場して、神格者として、その使命を果たすべきものとされている。

「天津金木」という秘術に触れたあなたは、神定めにより霊的文化を開花させ、世界を救うという使命を担わされた神格者の一人かもしれないのだ。」 （以上、本文より）

【目次より抜粋】
第一章 霊術史講義
　霊術入門
　霊術界の鬼才・松原皎月
第二章 霊術伝授　入門編
　鎮魂法
　清め・祓いの霊術
　危険予知法
第三章 霊術伝授　奥伝編
　使魂法―魂を宇宙の極みに飛翔させる
　言霊秘伝―言葉に宿る神秘パワー
第四章 霊術霊符秘法
　霊符の作法
　厳選・霊術秘伝霊符
第五章 龍鳳神字
　数ある龍鳳神字の中から厳選した十二字を公開
　龍鳳神字の霊験をより大きくする方法

※本書は2014年学研プラスより刊行された『霊術伝授』の増補改訂版です。

■著者紹介

★大宮司朗
霊学・古神道・道術の研究家であり、日本における玄学の第一人者。幼き頃より日本文化に通底する神秘思想を独自に研究し続け、失われた古伝秘術の復興に力を注いでいる。玄学修道会、大東流玄修会主宰。大東流合氣武道の伝授も行なっている。『古神道玄秘修法奥伝』『真伝合気口訣奥秘』『言霊玄修秘伝』『神法道術秘伝』『太古真法玄義』（以上、八幡書店）、『新版 霊符全書』『霊符の呪法』（以上、学研）、『霊術講座』（ＢＡＢジャパン）など著書多数。