本の概要 ロック・ギター奏法に飛躍的進化をもたらした天才ギタリスト:エドワード・ヴァン・ヘイレン。衝撃のデビューとなった'78年の初来日時に始まる『ヤング・ギター』の独自取材によるこの革命児との対話の模様を時系列に編纂した、EVHファン必携のギタリスト・インタビュー集です。加えて『ヤング・ギター』本誌には未掲載となる'98年当時のインタビューも載録しています。 巻頭には往年のステージ・ショットを含むカラー・ピンナップ、巻末では'78年発表の1st『VAN HALEN』から最新作『TOKYO DOME IN CONCERT』までのアルバムをギタリスト目線で解説したディスコグラフィの他に、ヴァン・ヘイレンの歴代来日ツアー('78年/'79年/'89年/'95年/'98年/'13年)の内の計41公演分のデータ(公演日/会場名/セット・リスト)も網羅! また、各インタビュー本文の前後には、取材当時にみられたロック・シーンの背景やインタビュー時の裏話なども付記しています。 「Eruption」で世界中のギタリストを驚かせたライト・ハンド奏法(タッピング)を始めとするコンテンポラリーなギター・テクニックの発案、従来のエレクトリック・ギターの概念を覆したカスタム・コンポーネント・ギターにまつわるエピソード、各時代で愛用してきたシグネチュア・モデル及びペダルに込めた独自の拘り、インスパイアされたアラン・ホールズワースへの敬意、シンガーの交替劇に伴う人気バンドならではのゴシップ等も含め、これはもはや一ギタリストの発言録という枠には留まらない、世紀を跨いだロック・ギター史そのものの進化録としても読み応え十分な一冊です!