
英国ヴィクトリアン・アール・ヌーヴォーの真鍮製シルバープレートピアスパーツを、現行品のK14ゴールドフィルドピアスフックにセットしました。
ピアスパーツは一部欠損品のサフィレットピアスから外したオリジナルパーツの加工品で、なかなかこういうものも出なくなって来ました。
パーツは、もう一つ出品しているパーツのように長いバーが付いていましたが、バー部分のみ無くして丸カン部分を台座に溶接しました。
溶接にあたって磨きを掛けているため、銀メッキはほとんど落ちていますが少し残っているところが良い風合いになっています。
アンティークではゴールドとシルバーのコンビのジュエリーも多いので、変な剥がれ落ち方ではないアンティークらしい美しさが感じられる仕上がりです。
爪はフルール・ド・リスと呼ばれる古いフランス王家(ブルボン家、スペイン等現在に残るブルボン家の伝来品にもよく見られる意匠)の百合の紋章(実際はアヤメらしい)で、細かい細工が施されています。
サフィレットはブルーがよく出て、輝きも非常に繊細で美しいものです。
もう一つのパーツとセットだったものですが、若干色味が異なります。
サフィレットのサイズはそれぞれ直径5.04mmと6.08mm。
ピアスには金の品位の刻印があります。
※卑金属の上に薄く表面に金を乗せるメッキではなく、金を総重量に対して決められた割合で表面の方に用いるゴールドフィルドは、昨今の金の高騰で銀製品(ソリッドシルバー)より高価です
状態はアンティークとしては許容範囲かと思いますが、微細な傷やメッキの剥がれはかなりあります。
ガラスに酷く目立つ傷や難点はありませんが、小キズは普通にあります。
アンティークというのもそうですが、ヴィンテージも同様に中古品のさらに古い(アンティーク表記は製造からアメリカ基準で100年以上、イギリス基準で200年以上、ヴィンテージは20年以上経過)バージョンですので、小傷や汚れは当然にあるものと思って下さい。
お取引にあたりましては必ず自己紹介をご覧頂き、ほか何かありましたらご質問下さい。