■概要
松風陶器が手がけた、画家・市ノ木慶治によるハンドペイントのアンティーク大皿(34.5cm)です。
色とりどりの薔薇が皿全面に咲き誇る、まさに「百花繚乱」の美しい絵皿です。
製造年:1930年代頃(推定)
製造国:日本(里帰りアンティーク)
ブランド:松風陶器
サイン(刻印):皿裏に「Shofu China」、絵付面左下に「K. Ichinoki」サインあり
サイズ(約):直径34.5cm、高さ5cm
■コンディション
縁の金彩部分に擦れや小さなハゲ、表面にわずかな擦り傷・くすみがございます。
ヒビや欠けといった致命的なダメージは見られず、絵柄の発色も大変良好です。
全体としては、アンティークとしてしっかりと美観を保っており、良好な状態だと思います。
■魅力
こちらは、松風陶器(Shofu China)より輸出向けに製作された絵皿で、絵付けは日本人洋画家・市ノ木慶治によるものです。
画面左下には肉筆で「K. Ichinoki」のサインが入っており、手描きによる作品であることを示しています。
この作品の最大の魅力は、皿全面に咲き乱れるカラフルな薔薇たち。
ピンク、ホワイト、オレンジ、イエロー、レッド、ライラックなど、30輪を超える多彩な花々が渦巻くように配置されており、絵画的で非常に華やかな印象を放ちます。
ハンドペイントならではの筆致が生き生きと表れており、ひと筆ひと筆に情熱が込められているような表情豊かな仕上がり。
中心から外縁まで色彩のバランスも絶妙で、まさに「百花繚乱」という言葉がふさわしい構成です。
市ノ木慶治は戦前〜戦後にかけて活躍した輸出陶絵師の一人で、その華やかで写実的な花絵作品は現在でも高く評価されており、特にサイン入りのものは現存数が少なく貴重です。
ディスプレイにも圧巻の存在感を放つ逸品です。
■アンティーク品についてのお願い
アンティーク品については、次の点についてご了承くださいませ。
・経過年月ゆえの品質劣化(色あせや極小キズ)
・古い年代の製造による凹凸や黒点
・画像の色味はデバイスにより異なります。ご了承下さい。
・作品の魅力をお伝えするため、照明のもと撮影しております。