自家用に手持ち最後の1台を残してきましたが、活用の機会がなさそうですので終活のため出品します。Mod11までチェックされている美品です。マニュアルも別途出品していますので、ご覧ください。
618Tなどと組み合わせて用いられるHF用ANT Couplerで、軍の銘板(CU-1669/GRC)つき。
元来の通信システムでは、運用周波数を切替えるとカプラーの整合エレメント(LC)がホーム位置に戻り、618Tなどから70W程度のCWキャリアでドライブされ、数秒でANT系が自動整合されますが、以下のマニュアル操作で、ハム用送信機と組み合わせて使用可能です。
①運用バンドを変えたら、再チューニングのためカプラーの整合エレメント(LC)をホーム位置とすべく、制御コネクタの「RETUNE」のピンを一時的に地気とする。 →ホーム動作開始
②ホーム位置になったら、制御コネクタの「KEY」のピンを地気とし、70W程度のキャリアでドライブする。 →チューニング開始、TUNEランプ点灯
③チューニングが完了すると、TUNEランプが消灯し、OPRランプが点灯
チューナの正面パネルにはTUNEとOPRのランプがあり、それぞれチューニング中であること、整合が完了して運用可能な状態であることを示しますが、それらの動作状況は制御ケーブルを介してオペレーターの手元にも表示可能です。
自作テストベンチを使用して、5Ω、50Ω、100Ωの各純抵抗に、それぞれ100pFのキャパシタを並列接続してテスト用負荷とし、ハム用100Wトランシーバーでドライブして動作確認しました。バンド/負荷によっては、チューニング中の高SWRによるALCでドライブ電力が30W程度まで下がり、チューニングが未完になるケースもありましたが、基本的な整合動作は確認しています。
490T-1の仕様概要は以下のとおりです。
周波数帯: 2.0 ~ 30.0MHz
所要電力: 115VAC 単相 400Hz
消費電力: チューニング中はピークで130W、運用中は20W
チューニング時間:通常3秒(最大5秒)
チューニング確度: チューニングパワー70W以上で、SWRは最大1.3
アンテナ接続: 25フィート以上のホイップ、または25~100フィート長のロングワイヤー。なお、エレメント長がこれらより短い場合は、別途ローディングコイルを付加して使用可。
制御用コネクタJ1の各ピンの機能の説明資料を添付します。J1用のコネクタは入手が容易でないので、代替としてJ1の各ピンに篏合する金メッキされたコネクタピンを添付します。また、RF入力用のC接栓(中古)も添付します。
その他画像をご覧ください。
現状で、NC/NRでお願いします。