中古で入手したビンテージ・ホルトンハイムGPと当方が特注でオーダーしたモネットB2リムのセットになります。
最初の写真に写っているGPのものが、元々入手したままのものになります。
独特のスクリューリム仕様で、ボディはサテン仕上げのGP仕様。
ビンテージホルトンハイムは比較的小さめの内径のものが殆どですが、こちらは少し大きめでバック3Cぐらいの内径に感じます。
アンカーグリップのようなリムは若干ナローで、実際はもう少し小さめに感じます。
カップは少し深めのUV形状で、吹いた感触はバックCからBカップの感じがします。
スロートはホルトンハイムらしい太めの仕様ですが、特にキツい印象はありませんでした。
音色が非常にウォームで、ブルーノートやプレステージ時代のマイルスのような柔らかい雰囲気が気に入ったので、信頼のおける工房にて自分が普段愛用するモネットB2リムをコピーし、このアンダーパートにマッチするように加工、シルバープレート仕上げをしてもらいました。
元のリムよりも内径が大きめですが、内側のカーブを調整してもらい、うまく段差なく繋げてもらいましたので、オリジナルのカップは無加工のまま、二つのリムを使い分けることができます。
この特注リムのおかげで、当方にとっては非常に吹きやすいものになりました。音色は本当に素晴らしく、コンボやソロでは囁くボーカルのような表現から、強く吹けばファットな力強い音まで自在な表現が可能です。
音のダークさではモネットやジャルデイネリのVカップ以上にダークな音色も出すことができます。
またしっかりと吹けばハイノートも出やすく、完成度の高さが伺えます。
とても気に入っていますが、メインのものは他にあるため、活用の機会が少なく、活用して頂ける方にお譲りしたいと思います。
歴史的な名機ながら、現代的な表現にも対応できる素晴らしいマウスピースをぜひお試しください。