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そうか、こうして私たちは世界に生まれ、世界を見つめ、自分を世界に近づけ、歩んできたのか。
本書を読むことで私たちは世界を変える。
そして自らの内に育んできた勇気と力を取り戻す。
これは勇者についての物語だ。

出版社からのコメント
この本の文中に、「計算それ自体には自明の目的や着地点はない。要は計算問題を解くこと自体に意味はありません。」こうした行を見つけたとき、「え! では一体この先も含めて何のために計算ってするの?」 「だとしたら、これまで計算問題を解いてきた意味は一体何だったんだ?」と落胆にも似たへんな気持ちになりました。

人それぞれに感じ方は異なりますが、「計算とは何か」と投げかけられ、多くの方が思い出すのは小学生以来のテストや受験勉強でたくさんの計算問題を解いたことではないでしょうか。そこでの計算問題を解いたことの目的はずばり「良い成績を得る」や「合格」だったわけですからモチベーションはありました。あらためて自明の目的のない計算とは何なのか? 

書店店頭を見渡すと見つけられる、ヴィータ式計算術、インド式計算法などは計算問題を解くためのテクニックだけをまとめたものです。これらの本の目的は、計算の単純な解き方のテクニックを教えるものです。しかしこの『計算とは何か』は違います。解き方のテクニックもやりますが、もっと大事な目的である計算の根幹をなすものを伝えてもいるのです。

本文からの抜粋です.
「与えられた式を計算せよ」「与えられた式を簡単にせよ」というときに、何によって計算、あるいは簡単にした、と見るかは文脈や問題設定によって異なります。問題設定は多くの場合「計算結果をどのように使いたいか」という目的によって決まることでしょう。(中略)多くの場合、ひとつひとつの計算はより大きな問題の一部に過ぎません。計算をする上で重要なのは、その「大きな目的」を見失わないことです。とあります。


2009年1刷、帯付き
東京書籍
新井紀子/新井敏康著

【状態】
使用のあとはほとんど見受けられずとても良好な状態です。
表紙に開いたクセもありません。

ご検討よろしくお願いします。(1FSHL)