【 世界最高カベルネ 】
北に「ラフィット・ロートシルト」と「ムートン・ロートシルト」
2つの五大シャトーを望む絶好のロケーションを誇るシャトー「ランシュ・バージュ」。
ラフィットとムートンに迫るその実力と、常に安定したそのハイ・クオリティ・ワインは、
手頃に五大シャトー並のクオリティを知れる位置付けにあるポイヤックです。
価格高騰の現代で、ポイヤック産五大シャトーが入手困難な今、
ランシュ・バージュは引く手あまたです。
ポイヤックとは、
「ラフィット」
「ムートン」
「ラトゥール」と
五大シャトーの3シャトーが存在する
『世界最高のカベルネ・ソーヴィニヨン産地』。
ランシュ・バージュの畑は、通称「バージュの丘」と呼ばれるエリアに有ります。
ガロンヌ川に浸食されたピレネー山脈からの砂利を中心に構成された土壌は、
粘土質が少ないことにより日中に吸収した熱を夜間に発散できるという好条件を備えており、古来より
高品質カベルネ・ソーヴィニヨンが収穫出来る地として知られています。
その歴史は、アイルランド系移民のリンチ家の永い所有の後、1934年にカーズ家が経営を引き継ぎます。
ポイヤック村の村長までをも務め上げた父を持つ現当主「ジョン・ミシェル・カーズ」は、
アイルランド元首相やグラミー賞受賞歌手などの人脈を活かし、今日のシャトーの名声を築きました。
元NBAスーパースター「マイケル・ジョーダン」も大のお気に入りで、
ブルズ優勝の折には、ランシュ・バージュで祝杯をあげたと言われます。
造られるワインは、カベルネの比率が高いことにより、タンニンが豊富で重厚。
開放的で率直、取っ付きやすいながらもポイヤックらしさや品格を損なわないスタイルは、
ムートン・ロートシルトと間違うほどの品質です。
低温で静かに31年の時を経たコンディションも抜群に良好なランシュ・バージュは、
豊富なタンニンがシルキーにこなれて、黒スグリや甘草、西洋杉の香りを品よく表現します。
アタックからフィニッシュまでポイヤックらしいパワーが継続する、
カベルネ・ソーヴィニョン好きにはたまらない1本です。
1994年のボルドーは夏の天候に恵まれた当たり年。
昼夜の寒暖差がブドウに鮮度をもたらし、恵みの雨がブドウの過熟を防ぎ完熟を助け、
テロワールに祝福されたヴィンテージとなりました。
凝縮したブドウより産み出されたランシュ・バージュは、
ムートン様の品格に親しみやすさが加わった
優美なグレート・ヴィンテージです。
ブレンド比率は
カベルネ・ソーヴィニヨン 73%
メルロ 15%
カベルネ・フラン 10%
プティ・ヴェルド 2%
現在は31年の熟成を遂げてポイヤックの底力が見えて来たところ。
更なる長熟のポテンシャルを十分に備えており
よりゴージャスかつクラシックな味わいへと変化していくでしょう。
資金が許すならば『ムートンと一緒に所有しておきたい』
ポイヤックのお手本と言えるワインです。
31年の時を経た熟成感は
まさに最盛期。
ムートンと見紛うクオリティを放ちます。
価格高騰の現代で
ポイヤック産五大シャトーを手に出来なくなって来た昨今、
この『世界最高カベルネ』を入手するのは
極めて手堅い選択と言えます。
今回の出品では、グレート・ヴィンテージ1994年のボルドーを多数取り揃えました。
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