出品商品は、かつて終戦後の昭和の一時期に、三重県松阪市伊勢寺町の堀坂山で、花崗岩ペグマタ
イト中の珪石(石英)と長石(カリ長石)を採掘をしていた、珪長石鉱山跡から産した鉱物で、鉱石
の「カリ長石」と、脈石の「白雲母」の標本(2種のセット)です。
いずれも6cm ×9cm用の標本小箱に保存していた所蔵標本ですが、整理品として2個まとめての
出品です。
サイズは、カリ長石の最長幅が約7cm、白雲母(表面の一面は矢羽根形で、その裏面はきれいな癖
開面を呈しています)は、最長幅が8.3cmです。2個合わせた重量は約230g(カリ長石約210g・白
雲母約20g)です。詳細は、掲載画像にてご確認下さい。
産地は、三重県松阪市伊勢寺町の堀坂山の雲母谷上方で、坑口跡直下のズリになります。採集当時
の昭和30年代から40年代には、このズリは鉱山跡から真下の谷筋にかけて幅30m、上下に50m程、
石英やカリ長石を含むバラストがズリ落ちており、至る所に手のひら大の白雲母が散乱していました。
少し掘ると水晶の大きなかけらや、手指大~牛乳瓶大の水晶も多数採集出来ました。中には煙水晶
や黄水晶もあり、特に薄っぺらい平板水晶のきらびやかな小片や、平行連晶を成す半面像の不完全結
晶が多く見られました。
現状は、その後の開発や植林等で、鉱山跡への草分け道も消滅をし、鉱山跡での採集は困難になっ
ているようです。
ご入札につきましては、掲載画像と実物とでは、色合いや質感、立体感など、見た目に違いがあり
ます事をご理解の上、ノークレーム、ノーリターンにてお願い致します。
この商品の発送は、適当な標本小箱に一緒に入れ、緩衝材等で包装の上、レターパックプラスでの
封送になります。落札後は、「取引ナビ」にてご連絡をお願い致します。送料と送金にかかる手数料
は、落札者様でご負担をお願い致します。
なお、商品のお手渡しは致しておりませんゆえ、ご諒承の程お願い致します。
落札者様には、オークションの終了後に「取引ナビ」の手順に従って、ご連絡と事後対応の程お願
い致しますと共に、「取引メッセージ」にてお受取人様のお電話番号をお知らせ下さい。
遅配や配達確認等が生じました際に、郵便局とのトラブルを避ける為に、よろしくお願い致します。