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こちらは今では絶版で入手困難な白路徹・作と思われる「はなのこびと」です。千鳥書房、1949年～1950年あたり。

表紙に少し小欠、切れ目などありますが、落丁はなく、概ね良い方です。中は綺麗な方です。

作者名ありませんが、同時期に千鳥書房で複数描いていた白路徹作品かと思います（こういう絵柄で描いてました）。謎の老婆、魔女にさらわれて「小人」にされてしまった少女の話。

少女は逃げ出すも、実の母親からも知らないといわれ、父からは追い出される始末（7年も経っていて、自身はピノキオのような姿に。途方に暮れる少女にイエス様よりお告げ。料理人になりなさい、と。

王様の料理作ることに。本物作らないと死刑にするという。隣の国の姫だと勝手に主張する謎の鳥につきまとい、材料探しに。そこである者発見。少女や姫の運命やいかに。良いお話ですのでお楽しみいただければ、と思います。

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（2025年 9月 8日 16時 33分 追加）
白路徹も戦前から活躍した漫画家で、赤本、絵物語や少年雑誌などにも多く漫画描きました。松下井知夫などと同年代。冒険王、漫画少年、漫画と読み物、探偵王、太陽少年など多くの雑誌に連載。一定の人気あった漫画家で絵物語も得意にしていました。