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★商品説明★ | 鯨統一郎著 「山内一豊の妻の推理帖」 光文社文庫 2012年 9月 文庫初版 定価 619円+税 339頁 |
★著者略歴★ | 国学院大学文学部国文学科卒。1998年「邪馬台国はどこですかで?」が創元推理短編賞の最終候補作になりデビュー。ミステリー界に新風を吹き込む。歴史ミステリーなど多数。 |
★作品内容★ | ”山内一豊”よりも”山内一豊の妻”の方が有名。本人はそれほど手柄を立てた功績は無いが、危機に際して名馬を買ったという妻が有名なのだ。信長の馬周り役を務めていた山内一豊は、風采も上がらず、覇気も見られなかったが、その人柄の優しさだけが取得だった。その人柄を見て、妻は一国一城の主になると嫁いできた。わずか50石の貧乏侍が、土佐20万石の藩主になるとは誰も思わなかった。信長の馬周りのときから、一国一城の主に成るまでの7編をつなぐ。もちろん歴史時代小説では無いが、歴史の転回点で、起こった事件を妻の智恵で解き明かすミステリーに仕上がっている。犯人探しや隠されたトリックの見破りなど、面白い。さらに実在の人物を随所に配し、歴史ものとしても面白い。 |
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