当工房の収蔵品の放出です。
懐かしのタニコバ御大謹製のUSPになります。
タクティコウじゃない方、御大設計のマルゼン製と共通メカの旧型です。
現状販売の予定だったのですが、後述の事情によりフルレストアを敢行しました。
諸々の純正オプション外装がてんこ盛りになってます。
細かいところは覚えてませんが、内部パーツもチョコチョコ換えてます。
タニオコバ社に在庫があれば新型シリンダ(つうても売ってたのは10年以上前) に交換できる
らしいですが、新型マガジンしか使えなくなるという諸刃の剣。素人にはおすすめできない。
(そもそもタニオコバでまだUSPの面倒なんてみてくれるのかわかりません)
軽くオイルを吹いてから試射したらあまりにブローバックの調子が悪かったのでスライドを
バラしたところ、全機ともピストンカップが完全に逝ってました。
(コバカップは経年劣化するので実質の消耗品です)
見なかったことにするわけにもいかず、さりとて流通しているコバカップは 新型用で互換性が
ないので、ゴムの塊から切削してリプロしました。
ケミカルチューンと併せてブローバックはばっちり快調です。
タクティカルユニットのフルオートも動作します。
トリガーの引き方に少しコツがいりますが、慣れれば問題ないレベルです。
他社製USP(要するにマルイでしょ)との互換性は確認してないので わかりませんが、
噛み合いさえうまくいけば理論的には動作するような気もします。
(確認はしてませんのでご自身の責任において試してみてください)
20年以上前のモデルとは思えない快調作動です。
ことしの夏のようなふざけた暑さなら何の不安もなく動くでしょう。
現代のエアガンのような亜鉛一体型マガジンより帰化効率は劣りますが、グリップに収まる
部分がプラなのはMGCグロックからの流れを汲む設計/外観で特徴的といえます。
さすがに冬場はきちんとあっためた方がいいです。
ロングマガジンの下半分は亜鉛合金ですが、レストア前は白錆びが目立ってました。
上半分がなまじプラなだけ余計みすぼらしさが目立っていたため、複数の塗料を組み合わ
せて半艶黒に化粧直ししました。
アナログ感溢れるオールドスタイルからシステマチックな近代銃へ移行する過渡期特有の
設計と、90年代特有のチャレンジングな時代の息吹を是非感じて みてください。
サプレッサがついていなかったので、専用のカーボンサプレッサを作りました。
14mm逆ネジなので他の銃への使いまわしも利くはずです。
トップレールの幅は19mmちょっとなので、現代の光学機器だとモノによっては固定が
緩くなってしまうものがあるかもしれません。
このため使用品ですが使えそうなダットを工場の在庫から選定してつけます。
レストアの結果ひとまず正常作動しますが、絶版品でもありますのでコンディションに
ついては現状販売といたします。
作動不具合等については保証対象外としてご了承ください。
(不調の相談へのアドバイスくらいは承ります)
[製品仕様]
・USP本体
・ロングマガジン×2
・純正カスタムハンマー(シェリフ製?メッキ)
・純正カスタムトリガー(シェリフ製?メッキ)
・タクティカルユニット(トリガーアクティベータ)
・大型マウントベース
・ダミーファイアリングピンブロック
・エイムポイントタイプダットサイト(使用品)
・ロングインナーバレル
・戦民思想製カーボンサプレッサ
(φ25×150mm/14mm逆ネジ:ワンオフ製作)
宣伝を兼ねて出品しましたので、あまりこちらで売る気はありません。
(こっちで出品すると高くなりますし)
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