日本独自高音質仕様でございますが、本国マスターのデータ化で現在主流の情報量重視フラットマスタリング方式を使用した音源を使用した模様。
厳密に言えばリマスターではございませんがオリジナルに即しており、良心的な音質となっております。
三十年前に日本独自でリマスター再発が成されており、現在とは技術的に雲泥の差がございますが案外良心的な音質でございました。
リマスター再発等が成されておりますが、あまり変わらないのでは?との指摘がございます。
初期作のスタジオ作制作エンジニアはStephen W.Taylor(Bruford、U.K.等手掛ける)で、後にかのRupert Hine配下でHoward Jones等テクノ系を手掛ける方でございます。
音造りが非常に特徴的なものでテクノ系に繋がる音造りという感があり、それが絡む感がございます......................
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Percy Jones(B、Autoharp、Marimba、後にDavid Sylvian、Tunnels)、John Goodsall(G、Sitar、後にFire Marchants)、Morris Pert(Per)、御存知!Phil Collins(Ds、Per、Vo、P)、Robin Lumley(Key、Vo)となります。
プロデュースはDennis Mackey(Judas Priest、Alcatrazz、Al DiMeola等手掛ける)、エンジニアはStephen W.Taylor(U.K.、Bruford、Howard Jones等手掛ける)。
尚、テープ操作がかの故Chris Tsangarides(似た時期にかのJudas Priest”Sad Wings of Destiny”を途中からプロデュース。後にGary Moore、Thin Lizzy、Black Sabbath、Judas Priest”Painkiller”等手掛ける)となります。
1976年12月~1977年1月英国ロンドンかの”Trident Studios”での制作、同年2月かの”Morgan Studios”にてミキシングとなります。
世界的なクロスオーヴァー・ブームの最中、1975年かの名パーカッション奏者Morris Pertを中心として結成。
またGenesisの活動の合間に故Peter Banks(ex-Yes、Flash)を加えてのライヴ企画バンド”Zox and the Rader Boys”を結成していたPhil Collins。
前述のバンドを母体に故Peter Banksが”Empire”結成・活動に移行、更にはGenesisの看板ヴォーカリストPeter Gabriel脱退騒動後のバンド活動空白期も加わりバンドに合流。
かの”Island”の契約を得てデビュー作の制作に臨み完成するものの思う様な成果が得られず、またレーベルの意向でお蔵入り。
活動を継続するものの主催者Morris PertがMike Oldfieldとの活動で離脱。されど今度はGenesis等で御馴染み”Charisma”が獲得に乗り出し契約締結。
四人編成として再スタートを切ったGenesisの新作”A Trick of the Tail”制作と並行して再びデビュー作の制作に乗り出します。
今作制作後にMorris Pertが復帰となりますが、Genesisの活動多忙の為、Phil Collinsはツアー不参加。
名手Kenwood Denate(Pat Martino & Joyous Lake他)、名手Bill Bruford他を迎え、ツアーを敢行し好評を博します。
ツアー後作品制作にはPhil Collinsが復帰。本来のラインナップとしての初の作品制作に乗り出す........という経緯がございます.......................
さて今作。
当時のWeather Report等の米国クロスオーヴァー系の影響を強く受けたものではございますが、英国ならではの独自解釈(曲解)が成されており、非常に興味深いもの。
John GoodsallはHR/HM絡み、Percy Jonesは前衛ジャズ系絡み、そして今作ではMorris Pertという前衛・民族音楽絡みパーカッション奏者の存在もあり、非常に独特なもの。
非常に繊細で綿密な変拍子グルーヴ・アンサンブル等々英国クロスオーヴァー系の妙が聴かれるものでもございます。
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当時の世界的なクロスオーヴァー・ブームの影響下ではございましたが、Brand Xは英国ジャズ・ロック/クロスオーヴァー系中心で幾分現代音楽絡みの音楽性でございます。
されど、プログレッシヴ・ロック系のみならずHR/HM系や民族音楽系というアクの強い個性が更に融合した音楽性で当時の世界的なクロスオーヴァー系とは一線を画す感がございます。
(プログレッシヴ・ロック絡みという事もあり)非常にスリリングで複雑な演奏・アンサンブルではございますが、細やかさが伴うもの。
案外音楽性の難解さが薄いものがミソでございます。
また今作では主催者であるMorris Pertが制作に復帰。
パーカッショニストの存在でリズムの有り方が前作とは異なり、また民族音楽系を取り込んだもの。
またMorris PertがかのMike Oldfieldとの活動で一時離脱した事から伺える様に、現代音楽系やアンビエント/民族音楽系の音楽性が強く加えられたもの。
当時の英国ジャズ・ロック/クロスオーヴァー・シーンやその周辺(現代音楽系)との絡みを音楽面で垣間見る感があり、非常に興味深いものとなっております。
Percy Jonesの存在自体が肝で音楽性含め非常に個性的。
エレクトリック・ベーシストではございますが、奏法やフレーズにアップライト奏者の影響が伺えるもの。
更には当時の(Alphonso Johnson/Jaco Pastorius等)ファンク/グルーヴ等演奏者のものとは明らかに異とする感があり、フレーズのセンスも民族音楽・前衛絡みで非常に興味深いもの。
後の異才天才名手Jonas Hellborgが登場致しますが、その演奏・音楽性の基礎となった感がございます。
また後に米国ニューヨークに登場する異才David Fiuczynski等にも強い音楽的影響を与えた感があり、非常に興味深いものでございます。
Percy Jones/Phil Collinsという英国屈指の名リズム隊に注目が当たりますが、John Goodsallの演奏にも注目。
共にジャズ/ロック~プログレッシヴ・ロック系ではございますが、後者は明らかにHM/HR系の影響が強いもの。
後に登場するScott Henderson(Tribal Tech)に(音楽面含め)影響を与えた感がございます。
大きな成功を収められなかったとは言え、このバンドが与えた影響は非常に大きなもの。
この日本のみならず更にはメジャーのみならずジャズ/フュージョン系名手ミュージシャンのみならず、プログレッシヴ・ロックやHR/HM系名手ミュージシャンの愛聴盤として時代を超え聴き継がれていく事となります.....
かの名手渡辺香津美さん率いた”Kazumi Band”の大傑作二作”頭狂奸児唐眼””Ganaesia”、かのプログレッシヴ・ロック名バンド”KENSO”に繋がる音楽性でもございます...........................
前作の好評に引き続き、今作も好評を得る事となりますが、Genesisが更なる成功を収めた事で活動が更に多忙となり、Phil Collinsはツアー不参加。
再び名手Kenwood Denate(後にPat Martino & the Joyus Lake等)を加入させ、ツアーに臨む事となります。
ライヴの好評が有り、次作はファン渇望のライヴ盤制作と決定。
実況録音を敢行する事となりますが、レコード会社側がPhil Collinsの知名度を鑑みてセールスを期待しており、Phil Collinsの参加を強く要望。
またPhil Collins自身も参加を強く望んでおり、Genesisのツアーの合間や終了直後の”Hammersmith Odeon””Ronnie Scott's Jazz Club””Marquee Club”公演にて録音スケジュールを調整する事となります................
ただ、この辺りからPhil Collinsが録音制作で「自身のドラムスの音に元来ある筈のパワーが録音に反映されない」と不満を感じていく事となります.........
(Genesisの大傑作ライヴ盤”Seconds Out”のミキシングでその不満がピークとなった模様。
Genesis元同僚Peter Gabriel”3rd”制作にてそれを解消する為に当時新進気鋭の録音エンジニア”Hugh Padgham”と共にかの”Gate Reverve”を共同開発する事となります...............)
後の解散後John GoodsallはL.A.で活動致しますが滞る事となり、タクシー運転手等の職を兼ねる事となります.........................
(後にかの名バンド”VOWWOW”がL.A.来訪。依頼したタクシー運転手がJohn Goodsallだった模様で皆ショックを受けた模様でございますが.......)
後にBryan Adamsのツアーリハーサルに参加。Fire Merchantsの活動を経て、新生Brand X~分裂~再編Brand Xへと活動を進め、
Percy JonesはNYに拠点を移し音楽学校で教鞭を取りつつ、Mike Clarke、Peter Gabriel等で御馴染みShanker等と”Stone Tiger”を結成。
後期~末期にはかのBill Frisellが在籍するものの契約は得られず解散。
その”Stone Tiger”音源等のリリース等を経てJohn Goodsallの提案に乗り新生Brand Xに参加するも二作を残し分裂。
その後新生Brand Xに在籍していたMIDI Vibraphone奏者Marc Wagnonと”Tunnels”を結成。
そしてそのMarc Wagnon関連で様々な活動行いつつ、再びJohn Goodsallと共に再編Brand X云々と駒を進める事となります................
バンドの双頭頭脳とは言え、バンドのアート面を担った感のあるPercy Jonesとポピュラー面を兼ねて担ったJohn Goodsall。
活動や作品の数の対比が非常に興味深いものがございます............................................
現在では入手が困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。