
画像1左下のクリアパック入り種子の出品です
(種子袋、説明書などは添付しておりませんのでご注意下さい。)
価格は大体ですが、購入時の価格を分割して出品手数料分を上乗せさせて頂いています。
発送は第4種郵便です(リーズナブルな代わりに時間がかかる場合があります)
出品中の他の種子と同梱可能です。
発芽有効期限が2025年(迄?中?)なので、購入時の75%値で出品します(約10gで550円でした)
チコリに関しては種子数を数えていないのですが、victory seedのサイトを見ると1gあたり約450粒との事です。
購入後は冷蔵庫にて保管していました。
約2g入り
出品中の他の種子と同梱可能です。
チコリchicory
イタリア名 チコリアcicoria
学名 Cichorium intybus
和名 菊苦菜
品種 DI CHIAVARI(ディ キアヴァリ)
イタリアに数多く存在するチコリ特産品種、伝統品種の一つです。イタリア北西部、トリノの有るピエモンテ州の南側で、海岸線に沿う様に位置するリグーリア州の品種です。
(世界史に出てくるジェノヴァの商人でも有名な地域です。現在はポルトフィーノがセレブ向け高級リゾート地で有名だったりします)
他の多くのチコリ/ラディッキオ類と異なり、根を野菜として食べる事が目的の品種です。
日本でも最近は軟白栽培用のチコリ品種にも間引き菜などの小さいサイズで若葉と根を食べると美味しいので普及させようという話もある様です。
コーヒー用のルートチコリ品種は欧米に幾つかある様ですが、根菜用というのは珍しいです。
適切に栽培すると繊維質にならず、甘さもあるとの事です。(多年草だからと残して置くと、やはり堅くなる様です)
一方で根菜用でありながら、チコリコーヒー用に使っても蜂蜜を入れるとキャラメルの様な風味がして美味しいと紹介されているサイトもありました。
また水溶性食物繊維であるイヌリンが豊富に含まれる為、血糖値の上昇抑制、コレステロールの吸収抑制、腸内環境の改善、便秘の改善、ダイエット効果などの健康効果も期待出来ます。
引用・参考
西洋野菜の栽培(1953)赤堀香苗 著 タキイ種苗株式会社 出版 (画像5~8)
以下はイタリアのサイトの引用です
「リグーリア州のルートチコリ。長円筒形の白い根。秋の収穫のために初夏に直接種をまきます。20cm~25cmの間隔に間引きます。
チコリア ディ キアヴァリは、
イタリア リグーリア州では
“scorzonere”(スコルゾネーレ)または
“scorzamara”(スコルツァマーラ)とも呼ばれる、苦味のある根菜の一種です。
キアヴァリの発祥の地は、州東部のジェノヴァ県はラヴァーニャの町のカヴィ海岸のようです。
地元では昔から常に使われてきたと言われており、その起源については、栽培と使用が始まった時期を証明する具体的な証言はありません。
伝統的にはヒゲ根が有る物は品質の悪い物とされる様です。
昔は女性たちが根を洗って拭き、均一な白い色に仕上げて、ジェノヴァを含むリグーリア州全体の市場に出荷されていました。
品種としての特性は根が大きく、円錐形で滑らか、繊維質ではなく、わずかな苦味があります。
また利尿作用、消化作用等が有るともされています。
一般的な調理法としては水で茹でて、主にサラダや冷菜など、さまざまな料理に使われます。
主に根が利用されますが、葉もよく使われています。
この地域の伝統的なクリスマスの食事では、常に欠かせない存在で、茹でて塩、油、酢を添えた付け合わせとして提供され、食事のハイライトである雄鶏や七面鳥の脂を吸い取ります。
またチコリコーヒーを作る事にも使用できます。細かく刻んで、オーブンでゆっくり乾燥させてから、挽いてお湯で抽出します。チコリコーヒーは第二次世界大戦中に定期的に作られ、今日でもフランスとイタリアで人気があります。
この品種は絶滅の危機に瀕しており、
スローフードの「味覚の箱舟」に登録されています。」
購入元の日光種苗さんの説明も引用します
「日本では見かけることのない大変めずらしいチコリーです。名前の通り、根っこ部分を食用します。ヨーロッパでは強壮、利尿、浄血、健胃に、中国では肝炎や黄疸の治療に用いられます。ローストした根はコーヒーの代用になり、コーヒーに混ぜると風味がよくなります。
●種まき 5月~7月
●収穫 9月~11月
【栽培】 日当たり水はけのよい有機質に富んだややアルカリ質の土壌に直播します。根を収穫するので、土は耕してふかふかの状態にしておいてください。軽く土をかけ、発芽までの約1週間は乾燥させないように注意します。
【収穫・特徴】 根っこを収穫し料理に使います。 大きな葉に真っ白の長い根っこが付きます。生で食べると甘くやわらかです。イタリアの根菜類としてよく知られています。乾燥後粉末状にし、ローストしたものはコーヒーの代用としても飲まれます。」
(2025年 7月 7日 2時 05分 追加)70円に価格変更しました。