田中冬二
(1894~1980)本名・吉之助、福島市生れの詩人。若くして両親を失い、東京の叔父のもとで育つ。
中学時代、吉江喬松の詩『高原』に影響を受ける。中学を卒業すると、第三銀行に就職。
戦前は長野へ、戦後は東京へと転勤・勤務しながら、詩を刊行、散文、俳句をものした。
1949年、銀行を定年退職。その後、新太陽社の専務理事を歴任。1971年、日本現代詩人会会長。
同年、紫綬褒章受章。1980年、85歳で死去。吉行淳之介は彼を象徴的に「青い夜道の詩人」と評した。
書名:田中冬二全集(昭和59年:筑摩書房版):全3巻:
著者:田中冬二
編修・校訂:磯村英樹/畠中哲夫/深澤忠孝/堀内幸枝/
発行所:筑摩書房
発行日:(一)昭和59年12月15日 初版第一刷発行/(二)昭和60年4月10日 初版第一刷発行/
(三)昭和60年6月25日 初版第一刷発行/
定価:3,800円 + 4,200円 + 4,800円 = 12,800円
所収:【一】 詩 Ⅰ ◇ 青い夜道 / 海の見える石段 / 山鴫 / 花冷え / 故園の歌 / 橡の黄葉 / 菽麦集 / 山の祭 / 春愁 /
山国詩抄 / 〇 解説(深澤忠孝)/ 編注(深澤忠孝)/ 書誌(坂本一敏)/
【二】 詩 Ⅱ ◇ 晩春の日に / 牡丹の寺 / 葡萄の女 / 失われた簪 / サングラスの蕪村 / 織女 / 八十八夜 /
詩篇拾遺 / 〇 解説(深澤忠孝・堀内幸枝)/ 編注(深澤忠孝)/ 書誌(坂本一敏)/
詩篇索引 / 拾遺詩篇索引 /
【三】 俳句・随想 ◇
<俳句> 行人 / 麦ほこり / 青葉雨 / 冬霞 / 俳句拾遺 /
<随想> 三国峠の大燭を偸まうとする / 高原と峠をゆく / 妻科の家 / 奈良田のほととぎす / 随想拾遺 /
〇 解説(畠中哲夫)/ 書誌(坂本一敏)/ 年譜(磯村英樹)/
参考:帯破れ等。箱、小口・天・地、本文等に少汚れ・ヤケ・シミ等あり。14.8×20.0。計約3.3kg。≪新本購入≫
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