部下のやる気を引き出すワンフレーズの言葉がけ ペップトークで不安を消す・励ます・元気づける (部下のやる気を引き出す) 占部正尚/著
●部下がやる気になるのも、あなたの「言葉がけ」しだい
「何ですぐにやらないんだ」「それにしてもミスが多いな」「いつもボーっとしている」…など、やる気が感じられない部下を見てタメ息をつく上司――。
少し厳しく叱れば「パワハラ」と言われるなか、どうしたら部下をやる気にさせられるのでしょうか?
その答えは「ペップトーク」を使って言葉がけをすること。同じことを言うのでも、ペップトークでワンフレーズに変換して言葉がけをすれば、相手の行動が自然と変わります。
●米国スポーツ界で生まれた一瞬で相手のやる気を引き出す話術
ペップトークは、プロスポーツ大国アメリカで生まれたコーチが選手を励ます話術。
試合前の選手に、いま一番必要な言葉をかけ、不安を消したり励ましたりすることで選手の動きを変え、勝利へと導くリーダーに必須な話術です。
この方法はビジネス現場でも応用でき、上司の言葉がけしだいで部下のやる気を引き出せるのです。
ペップトークでは4つのポイントを意識することが大切です。
1事実の受入れ(いまあるものでベストを尽くす発想)
2とらえかた変換(ポジティブにとらえた考えかた)
3してほしい変換(何をすべきなのか肯定形で伝達)
4背中のひと押し(相手が一歩を踏み出すための送り出し)
この1~4を意識して部下に言葉がけをするだけで、どのようなタイプの部下でも、やる気が出て自ら行動するようになります。
本書では、部下にどのように声をかけたらやる気を引き出せるのか、部下のタイプやシーンごとに会話例をたくさん出して解説します。