たいへん珍しい カツミ 東急8000 直営店限定 特製品です。
赤い箱に入っていますが、これは当時直営店限定の特製品にのみ採用された箱になります。
90年代後半のカツミでは、模型フェアに合わせて特製品を直営店限定で販売しておりました。
よほどなじみの方の購入があると製造数を調整したようですが、通常は10本以下の製造量でたいへん貴重でかつ希少なモデルです。
有名どころでは、キハ58等気動車の地域色や東急限定車、小田急限定車等があります。
模型ショー記念製品と合わせて直営店限定でしか取り扱いがなかったので、全国流通はありませんでした。
当時としては、現在のようにネットで何でも調べられる時代ではありませんでしたので、
発売予定情報を知らないと認識した時にはすでに完売。
涙した方も多かったと思います。
そういう時代背景だったからか、直営店近郊の車両がラインナップされたのかと思います。
さて、こちらは90年代後半に販売された直営店限定の特製品となります。
東急8000 アコモ更新車で、通称 カブキ塗装と呼ばれています。
当時の時代背景としては、MPギアの開発採用や屋根上ヒューズBOX等、
今までは無視されてきたディテールが追加された影響で大幅に価格がアップしました。
赤ラベルからゴールドラベルに代わって間もないころです。
そのため、ブラスモデル全般的に割高感が強く購入を控えるユーザーが多数でした。
その影響もあり、メーカー側では製造数を絞り始めた、負のスパイラルの幕開けとなる時代の始まりだったと思います。
ただでさえ割高感があるゴールドラベル製品の特製品、しかも割引販売の無い直営店限定。
製造数は10本無いです。
ただ、直営店限定の名に恥じないよう、モデルの方は大変気合を入れて製作されています。
カツミは私鉄に関しては丁寧な表現をしていますが、東急デパートに店を出していたこともあり、
こと、東急や小田急に関しては繊細な作りこみをしています。
20系客車や82系気動車、885系電車のように手を抜いていません。
その影響で手を抜いた国鉄型より割高となってしましますが、
ユーザーが限られる私鉄物はもともと数が出る品ではありませんので、販売戦略なのかと感じます。
さて、実車はステンレス 無塗装車ですが、模型はステンレスを再現した塗装をしていますので当然ながら塗分けが存在します。
この塗分けの塗装段差が他のカツミ製品と比較して全く段差を感じさせません。
おそらくヨウコウ社によるとそうかと思いますが、コストをかけたしっかりとしたと仕上がりです。
直営店で販売するのですから出来が悪いと売れないだけではなくカッコ悪いですからね。
カツミモデルの中でも完成度の高い品と思います。
貴重な直営店限定 特製品 東急8000 アコモ改造車 いかがでしょうか?
長期間保管の車両になります。
商品状態は「商品状態の目安」を参考にしております。
特製品の場合、メーカー以外が販売目的で手を加えた車両になり、そういう仕様の品なのでその状態を「新品」と置き換えて考えます。
トラブル防止のため、必ず写真で判断願います。
当方の思い込みにより商品説明が間違っている場合も考えられますが、現物優先とさせていただきます。
上記の理由により、JUNK品として出品いたします。
JUNK品の為、返品、交換、クレームはお受けできません。