ブランドとデザイナーのこだわり抜かれたセレクトで選定された、みずみずしいグロッシーな光沢に適う堅牢で滔々とした杢目の静かな奥ゆかしさを演出する最高品質ウォールナット部材6枚を、建築的なアプローチで幾何学的に組み合わせて構成した、ノイズレスな潔さと奥行きある豊かな表情でブランドを代表するマスターピースとして君臨する名作コーヒーテーブルラック。Cassina より。
デザイナーは、鉄筋コンクリートの発明により建築家にデザイン的な自由さが解放された近代において、有機的な生命力とモダンデザインの主要件である幾何学的なコントラストをもった独自のデザインスタイルで、近代建築の三大巨匠の一角としてデザイン史に名を残した天才・Frank Lloyd Wright / フランク・ロイド・ライト。
日本の維新を支えた「旧帝国ホテル」やアメリカ・ニューヨークの "世界一美しい"との呼び声の高い「グッケンハイム美術館」、豪快な滝と建築を一体化してみせた名作・「落水荘」など、豪快で繊細な自然そのものの美しさをダイレクトに表現した作品で知られる建築家兼デザイナーです。
" 623 LEWIS COFFEE TABLES "は、素材の建築的な組み合わせによる造形美を得意としたロイド・ライトが完成までに17年を要した、ディティールや各パーツのサイジング調整に及ぶ細やかなデザインコントロールの結実したスーパークリエイション。
6枚のウォールナット部材によるテーブル造形は、構造デザインの傑作として世界中のクリエイターのリーディングケースとなっている見応えのある傑作です。
重厚なデザインですが、部材は無垢材ではなく、建築的なデザインをより美しく奏でるために、天板やフレームの側面にも美しい杢目材をセレクトし、Cassina / カッシーナの誇る世界最高峰のクラフツマンシップで継ぎ目など感じさせない丹念な技術により完成されています。
誰もが知る「板」や「正方形 / 長方形」だけを駆使しプロダクトを構成していく手法をデザインの特徴とロイド・ライトのデザインは、19世紀初頭に「積み木と自然教育」の関連性を説いたドイツの教育者として、幼児教育の創始者 / 積み木遊びの草案者である Friedrich Frobel / フリードリヒ・フレーベルの理論をそのまま証明するようなデザイン性、ロイド・ライトが7歳の頃から積み木遊びに熱中していたと語っているところからも、「モダンデザインとは何か」を模索する上で大きな意義を持っており、ルイステーブルが傑作として謳われる所以を物語っています。
その『「四角」で構成した単純簡素なデザインに自然性を見出す』というデザイン的な視座を再確認するという意味でも、デザイナーやクリエイターにマスターピースと謳わせるクリエイション。
デザインのもつ重奏なコンテクストを秘めたアイテムとして、インテリアのマスターピースにお迎えください。
状態も非常に良好なコンディション、天板やフレームエッジに些細な打ち込みやヘアライン、すれ、棚板部にうっすらと些細なやけ等のある程度、使用感は見られますが大きく気になるものではなく、まだまだ安心してお使いいただけるコンディションです。