*漆黒の寂寞の空間に、蹶然と “人間の祈り” を刻印するソウルフルな銅版作家(出典:版画事典 室伏哲郎著) 秀島由己男 の 『花子のコレクション』 です。
1979年制作 直筆サイン入り 限定100部 額装品 黄袋+さし箱付き 【真作保証】 です。
万が一「真作」でなかった際には返品をお受け致します。
この作品は、秀島由己男の代表作の一つで、神奈川県立近代美術館、茨城県近代美術館、福島県立美術館などに収蔵されています。
では なかなか見かけることのない 秀島由己男の代表作 『花子のコレクション』
*秀島由己男ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名:秀島由己男
・作品名:花子のコレクション
・イメージサイズ:約41 cm ×約32 cm
・額装サイズ:約62.5 cm×約47.5 cm (前面:ガラス)額の裏側に大阪 FLOWER COLLECTION GALLERY のシールが貼ってあります。
・制作年:1979年
・エディション:100部
*作品下部に 直筆サインとエディションの記載があります。
*作品の状態:作品は概ね良好ですが、左下(エディションの記載部分)にシワがあります。額も概ね良好です。
画像でご確認下さい。
*秀島由己男(ひでしま ゆきお)1934~2018年
1934年 熊本県水俣市生まれ。
秀島由己男の画業は独学によるペン画に始まり、モダンアート展・現代日本美術展等への
出品を経て、1965年の熊日総合美術展で美術評論家・土方定一に見いだされ、1966年東京・
南天子画廊で第1回個展を開催、画家としての本格的なスタートを切りました。
1969年以降ペン画からメゾチントを主にした銅版画へと表現技法を移行させます。銅版画家・
浜田知明に師事し、その技法の修練は、長谷川潔や浜口陽三らと比較されるほどの高い技術的
完成度を示していきました。その間、静諮なる詩情を湛えた<霊歌〉や〈わらべ唄〉などのシリ
ーズで独創的な世界を築き、また石牟礼道子や安永蕗子、高橋睦郎ら作家との共作による詩画
集の刊行や、石牟礼道子の新聞連載小説『春の城』の挿絵300余点を制作するなど、活動の場
を広げ銅版画家としての今日的な地位を確立しました。
<略歴> 出典:南天子画廊
1934年 熊本県水俣市に生まれる
1962年 第5回現代日本美術展(東京都美術館)
1966年 南天子画廊にて個展('67、'71、'74、'79、'85、'97、'99)
1968年 第8回現代日本美術展に招待出品(東京都美術館)
1971年 戦後美術のクロニクル展(神奈川県立近代美術館)
1974年 バーゼル・インターナショナル・アート・フェアー(スイス)
デュッセルドルフ・アート・フェアー(旧西ドイツ)
1975年 第1回ユベスキュラ「グラフィカ・クリエイティヴァ」国際版画
トリエンナーレ展(フィンランド) ディプロマ賞受賞
1976年 バーゼル・インターナショナル・アート・フェアー(スイス)
1984年 第1回版画日動展('95まで出品)
1986年 日韓交流現代版画展(下関市立美術館/呉市立美術館)
1987年 第2回ユベスキュラ「グラフィカ・クリエイティヴァ」国際版画
トリエンナーレ展(フィンランド) 招待出品
1989年 広島・ヒロシマ・HIROSHIMA〈ヒロシマの心〉展(広島市現代美術館)
1990年 静物─近世から現代へ─展(静岡県立美術館)
1992年 10人の銅版画家展(神奈川県立近代美術館)
1995年 秀島由己男─魂の叫び─展(大川美術館)
1998年 秀島由己男版画展(北九州市立美術館)
1999年 秀島由己男展(神奈川県立近代美術館[別館])
日本の版画1945-1999展(町田市立国際版画美術館)
2000年 魂の詩─秀島由己男展(熊本県立美術館)
2003年 秀島由己男展(カスヤの森現代美術館)
2018年 熊本にて歿