ルノワール+ルノワール展
2008年に開催された『ルノワール+ルノワール展』の図録です。
プラカバーが付いています。
プラカバーはスレなどがありますが、中はほとんど傷みのない美品です。
展覧会紹介より
印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと、
彼の息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワール。
ルノワール+ルノワール展は、歴史に名を残した二人の巨匠に焦点をあて、
父の絵画と息子の映画を同時に紹介します。2005年パリで開催され、
大きな反響を呼んだ展覧会を、オルセー美術館の総合監修のもとお届けするものです。
画家ルノワールは、家族の肖像を好んで描きました。その作品には、
妻アリーヌ・シャリゴを始め、後に俳優となる長男ピエール、
次男で映画監督となるジャン、そしてココの愛称で呼ばれた陶芸家クロードの
姿が何度も登場します。生涯を通じ、ジャンは偉大な父の影響を受け続けました。
ジャンが残した映画には、父が愛した自然や生きる喜びが溢れています。
本展では、「家族の肖像」「モデル」「自然」「娯楽と社会生活」と
4つの章にわけて、二人の作品を紹介します。同じテーマで絵画と
映画の抜粋を対比させることで、親子間の確かな関係、巨匠と呼ばれる
表現者二人の根底に流れる共通性を、明らかにしていきます。
ルノワールの絵画約50点のうち、オルセー美術館からは日本初公開作品を
含む約15点の油彩が出品されます。そして、映画史上最も偉大な監督の一人
といわれる、ジャン・ルノワールの映画の抜粋を約15点、父の絵画と展示します。
二人を通して、言葉に出来ない父と子の深いつながり、目に見えない絆、
そして家族のあり方について考えるきっかけになるかもしれません。
オルセー美術館の全面的な協力により実現した本展は、同館所蔵の
ルノワール作品15点を含む国内外から集められた絵画作品約50点と、
初期から晩年を網羅するジャンの12本の映画の抜粋で構成されます。