■概要
1891年〜1930年頃に製造された、日本製Nippon輸出用のアンティーク・カップ&ソーサーです。
虹色の輝きを放つラスター彩と、立体感のあるCoralene(コラレン)技法による花装飾、さらに金彩をあしらった贅沢なデザインが特徴です。
製造年:1891年〜1930年頃(推定)
製造国:日本(里帰りアンティーク)
ブランド:Nippon(ニッポン)
サイン(刻印):なし(ハンドペイント)
サイズ(約):
・カップ:口径9.8cm × 高さ5.9cm
・ソーサー:直径14.7cm
■コンディション
ヒビや欠けはなく、アンティークとしては良好な状態だと思います。
経年により金彩部分にやや摩耗があり、全体的にわずかな汚れが見受けられます。
また、ソーサー裏面にごく小さな凹みがございます(詳細は画像をご確認ください)。
とはいえ、Coralene装飾やラスター彩の輝きはしっかりと残っており、総じて保存状態は良好です。
■魅力
こちらは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ市場向けに製造された「Nippon」印時代の輸出用アンティーク・カップ&ソーサーです。
最大の魅力は、非常に希少なCoralene(コラレン)技法による花の盛上げ装飾です。
この技法は、微細な粒状のガラスや釉薬を立体的に盛り上げて焼き上げる高度なもので、限られた時期・製品にしか用いられませんでした。
■アンティーク品についてのお願い
アンティーク品については、次の点についてご了承くださいませ。
・経過年月ゆえの品質劣化(色あせや極小キズ)
・古い年代の製造による凹凸や黒点
・画像の色味はデバイスにより異なります。ご了承下さい。
・作品の魅力をお伝えするため、照明のもと撮影しております。