2020年の『The Indoor Gardener』に続く新作LP『Open Water』は、同じような至福の雰囲気に包まれている。

ダブル・ジオグラフィーことダンカン・ソーンリー（ウィアード・ウェザーの片割れで、MAPスタジオのスタジオ・エンジニア）は、デビュー・アルバム『ザ・インドア・ガーデナー』（インビジブル・インクからのリリース）の成功を受けて、インビジブル・インクのレーベル・ボスであるGKマシーンにセカンド・アルバムとサード・アルバムのデモを送った。しかし、この4枚目のスタジオ・アルバムはその条件にぴったり当てはまる。このレーベルのアンビエントでレイドバックした作品に傾倒したこのアルバムは、水、移動、脱出をテーマにしており、期待通りの自由で開放的なサウンドだ。

ロンドン・ジャズ・シーンの重鎮、グレッグ・フォートとカイディ・アキニビを含む数人のゲスト・ミュージシャンをフィーチャーし、ソーンリーのエレクトロニクスを引き立てている。フレットレス・ベース、クラリネット、ピアノ、サクソフォーンが、ファースト・アルバム以来、私たちの想い出を魅了し続けてきたリフレインとメロディーで音楽を彩る。

A1. Goodbye Great Escape
A2. Rotating Sun Thing
A3. Famous Italian Referee
A4. Late Night Swimmer
A5. Facing South
B1. sleep On The Bow
B2. Prophet Elias Monastery
B3. Open Water
B4. The Return Leg