●本/箱と箱書/茶入の箱-挽家/仕上げの箱/箱の定型/箱三態/箱の修覆-茶入の次第.茶碗の次第/箱の見所-家元の書付/書付の世界/真田紐/茶道 收藏
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■■『茶道誌』・・・■■ ●●『なごみ』・・・●● **”(1986年9月・通巻第81号)”** ■■『特集』・・・■■ ●●『箱と箱書』・・・●● ―”茶道具を楽しむもう一つの鑑賞世界”― **”監修・文・小田栄一・(茶道研究家)”** **”撮影・二村春臣”** **”(約・43頁) ”** ★茶道具は箱の蓋を開ける前からすでに・中身の品質と格 調を予知させてくれます。 それは・風呂敷・箱・中包みのすべてが内容と一体化し ・同調しているからで・ことに箱はその重要な役割を果 たしています。 いま・乾山の香炉が箱から取り出されようとしておりま す。 菊透しの火屋が納められた掛子の入年ぶりに本体への期 待がふくらみます。 ◆乾山作・色絵耳付香炉。 ■発行日=昭和61年9月1日。 ■発行所=株式会社・淡交社。 ■サイズ=18×25.5cm。 ■定価=600円。 ■状態。 ●表紙に、多少傷み・ヤケが有ります。 ●本誌内に、多少の・ヤケが見えますが ●大きなダメージがなく、無く ●経年並みとお考え下さい。 ◆◆注意・・・◆◆ ★表紙開き側縦に折跡・(読みぐせ)・本誌内に わずかにシミの部分が有りますのでご理解下さい。 表紙、裏表紙に使用感を感じますが、内側は良い 状態に思います。 ★また、発行日より・経年を経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を 充分に御理解の上・御入札下さい。 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!! ◆◆注意・・・◆◆ ★発行日より・経年を経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を 充分に御理解の上・御入札下さい・・・・!! ●全・128頁・・・!! ●『特集』・の・・・!! ◆「箱と箱書」・は・約43頁。 ●蒐集・資料などの・参考に・・・!! ●探されていた方は・この機会に・・・!! ●以下・詳細をご覧ください・・・!! ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。 ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。 ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。 ●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■■『箱と箱書』・・・■■ ―”茶道具を楽しむもう一つの鑑賞世界”― **”監修・文・小田栄一・(茶道研究家)”** **”撮影・二村春臣”** **”(約・43頁) ”** ■■『箱のいろいろ』・・・■■ ―”蔵の中”― ■■『茶入の箱』・・・■■ ―”挽家”― ★茶入特有の箱として・「挽家」・(ひきえ・ひきや)・ があります。 これは茶入の本体をそもまま納める容器で・茶入の箱と して・内箱とともに重要な役割を果たしています。 茶入の形によって挽家の形も変わりますが・原則として ・肩衝・茄子・文琳・丸壺といった分類形式により内容 と傾向を同じくしております。 材質もさまざまで・鉄刀木・花櫚・紫檀・黒柿・象牙な どが主で・時には真塗・掻合塗・春慶塗・蒔絵・籠も見 られます。 また・挽家には・字形や額彫などで銘を記されたものが 少なくありません。 ことに中興名物の茶入れには多く・命銘者である小堀遠 州が自ら元字を書いて金・銀を置かせた字形や彫らせた 額彫がいくつも伝えられています。 まれに・銘に因んだ絵・(藤浪・槙)・などの彫られた ものもあります。 ◆大名物・唐物利休丸壺茶入。 ・蒔絵。 ・香雪美術館。 ◆大名物・唐物白玉文琳茶入。 ・花櫚。 ・根津美術館。 ◆中興名物・瀬戸玉柏手茶入・銘・「村雨」。 ・紫檀。 ・根津美術館。 ◆中興名物・瀬戸正木手茶入・銘・「正木」。 ・鉄刀木。 ・根津美術館。 ◆名物・瀬戸生海鼠手茶入・銘・「深美」。 ・象牙。 ・根津美術館。 ◆薩摩茶入・銘・「亀尾」。 ・塗。 ・根津美術館。 ■■『仕上げの箱』・・・■■ ★茶道具を容れる箱の仕上がりの様式としてもっとも多い のは木地ですが・これに次いで塗があり・時に蒔絵も見 られます。 木地では圧倒的に桐が多く・これも大名仕立・(白玉文 琳茶入)・と・数寄屋仕立・(のんこう作茶碗・「夕陽 」)・では・まったく様相を異にしています。 前者は精緻を極め・紐穴に銀の金具まで用いていますが ・後者はむしろ野趣を求めているるがごとくです。 塗では真塗・掻合塗・溜塗・春慶塗・墨塗などが見られ ますが・大名仕立では真塗に金粉字形・(献上薩摩茶碗 )・が正則であり・春慶塗や黒塗は・外箱に用いられる 場合が多いようです。 蒔絵の箱は・唐物茶碗を容れる場合に時おり用いられま すが・(熊川茶碗・「西王母」)・多くは他の容器を転 用したものと思われます。 変わった箱としては・籠や蒟醤なども見られますが・こ れも転用です。 ◆献上薩摩茶碗。 ・塗。 ◆大名物・唐物白玉文琳茶入。 ・木地・柳営箱。 ・根津美術館。 ◆熊川茶碗・銘・「西母王」。 ・蒔絵。 ◆萩平茶碗。 ・籠。 ◆のんこう作・赤茶碗・銘・「夕陽」。 ・木地。 ◆染付銀杏香合。 ・掻合塗。 ・くりぬき。 ■■『箱の定型』・・・■■ ★茶道具の箱には・大名・茶匠・数寄者など所蔵者によっ て特定の形式を示している場合が見られます。 それによって・遠州箱・石州箱・宗和箱・柳営箱・紀州 箱・周防箱・田安箱・千家箱・鴻池箱・(万仞箱)・な どの呼称もできています。 呼び名はありませんが・庸軒好みや不昧公好みなどにも 他と区別することができます。 ことに不昧公の場合は・遠州候の仕立られた中興名物に さらに袋や蓋を添えたり・外箱を造ったりして・じつに 豪華極まりなき御道具として修飾されています。 また時には・大名物類にも外箱を造るだけではなく・内 箱の筆者を極めている極札用の箱を薄い上質の桐で造ら せ・これにみずから箱書をされたりしています・(28 頁・長束割高台茶碗)。 このほか・布目の見られる入念な作の周防箱や・蓋が落 し戸形式の田安箱・甲が盛蓋や撫角を呈する宗和箱など ・それぞれに特徴を見せているのです。 なお・紀州箱・田安箱・鴻池箱らの特徴は・外箱の様式 を指しています。 ◆利休在判・竹蓋置。 ・外箱。 ・紀州箱。 ・根津美術館。 ◆中興名物・瀬戸茶入・銘・「正木」。 ・遠州箱。 ・根津美術館。 ◆宗旦作・茶杓・銘・「弱法師」。 ・外箱。 ・田安箱。 ・根津美術館。 ◆信楽手付水指。 ・石州箱。 ◆仁清作・兎香炉。 ・宗和箱。 ■■『箱三態』・・・■■ ★箱と茶碗の結びつきに関しては・決して規則があるわけ ではありませんが・冒頭に述べたごとく・箱が内容の性 質を表現する役を果たしてくれるのですから・おのずと 何らかの関連を持つことになるのは当然であるといえま しょう。 ここでは・唐物茶碗の好例として・柿の蔕・「滝川」・ 和物茶碗のうち国焼代表として・信楽・「水の子」・同 じく和物で楽の代表として・長次郎作・「楓暮」・を揚 げてみました。 この例を見てもわかるように・柿の蔕は黒塗の箱に納ま り・蓋の表と裏に金粉字形で銘と引歌が書かれています。 これに対し・信楽と楽はともに白木で千家の書付があり ・和物の雰囲気を存分に発揮してくれた箱といえます。 ◆信楽茶碗・銘・「水子の子」。 ・(国焼)。 ・根津美術館。 ◆柿の蔕茶碗・銘・「滝川」。 ・(唐物)。 ・根津美術館。 ◆長次郎作・黒茶碗・銘・「楓暮」。 ・(楽焼)。 ・香雪美術館。 ■■『箱の修覆』・・・■■ ●『茶入の次第』・・・● ★茶入も名物ともなりますと・挽家やその箱はもちろんの こと・いくつかの蓋・仕覆・時には掛け物・盆なども添 いこれにともない箱も種々造られることになり・その次 第はまことに大仰なものになります。 これらは一時にできたわけではなく・しだいしだいに体 裁を整えていったもので・それだけに一つ一つが歴史を 物語っていることにもなります。 ここに・中興名物の相坂丸壺茶入をその例にとりました が・これは小堀遠州が・「これほどの茶入にもういつ行 き逢えるかわからぬ」・という意味で命銘されたと伝え られるだけあって・その次第は極めて充実しており・挽 家・内箱が遠州箱であるばかりでなく・蓋六枚の箱・盆 の箱とともに遠州箱で・しかもいずれも遠州候の箱書墨 書を見ることができるのです。 これにはさらに江月和尚の巻が添い・その総箱の豪華な ことも目をひきます。 ◆中興名物・瀬戸丸壺茶入・銘・「相坂」。 ・根津美術館。 ―”瀬戸丸壺茶入・銘・「相坂」・の次第”― ◆総箱。 ◆袋箱。 ◆内箱。 ◆盆箱。 ◆挽家。 ◆蓋箱。 ●『茶碗の次第』・・・● ―”名物・燕庵・井戸茶碗の次第”― ・香雪美術館。 ★茶碗の次第もまた・名物となれば尋常ではありません。 古来・二重・三重・時には五重・六重などと異常なまで の体裁を造り出すことがあり・これがまたいずれもその 茶碗の歴史を物語っているのですから・おろそかにする わけにゆきません。 はじめは本体を護るためだけの目的でスタートした箱が ・これを伝え持った人の意志で外箱され・これにみずか ら書付する場合もあれば・自分の崇拝する茶匠に書付を 依頼し・また次の代の所持者が同じことを計画するので す。 このように代々重宝されてきたものは・決して箱がある から尊いのではなく・「もの」・が優れているからこそ 箱が重ねられたので・これは中国の絵画における鑑蔵印 によく似ています。 所載の燕庵井戸は藪内家・(燕庵)・に伝来した名物で ・同家で代々宝物として修覆されさらに巷間に出て次第 を加えたものです。 ◆外箱。 ◆内箱。 ◆挽家。 ■■『箱の見所』・・・■■ ●『書付のゆかり』・・・● ★箱と茶匠の結びつきは・箱の形式と箱書の二つの面から 吟味することができます。 いいかえれば・一つの箱から・それを造らせた茶匠の好 みや書風を知ることができるということです。 利休の頃にはまだ定まった箱の様式はなかったようです。 それでも・「早舟」・や・「小原木」・茶碗の箱書を見 ていますと・なにか利休さんそのものにお出会いしたよ うな気がしますし・「村雨」・茶入の箱には遠州候の中 興名物に対する気溝えがひしと伝わるような思いをいた します。 また・宗旦さんが長次郎の黒茶碗を一見・その寂びた風 情に・「楓暮」・と命銘・そのまま箱書された状況が・ これまた箱とその書付を拝見しているうちに思わず目に 浮かぶのです。 ◆大名物・長次郎作・赤茶碗・銘・「早舟」。 ・利休貼紙。 ・畠山記念館。 ◆中興名物・瀬戸玉柏手茶入・銘・「村雨」。 ・遠州箱書。 ・根津美術館。 ◆長次郎作・黒茶碗・銘・「楓暮」。 ・宗旦箱書。 ・香雪美術館。 ●『家元の書付』・・・● ★三千家を筆頭に諸流当代御家元の書付は・お茶が伝統の 世界であるだけに・重視されるのは当然です。 その御家元の書付には・三つの役目が含まれているので す。 すなわち・古来の名作への礼賛・自家にゆかりのものの 認定・新作への後見がそれに当たります。 そしてこれらの箱書は・お社中にとっては家元をお慕い する心のよりどころとなるものです。 書式はお流儀によって多少相違がありますが・まず大同 小異で・ただ書付する内容については・傾向を異にする 場合も見られます。 例えば・楽代々や千家十職関係の作品は・当然三千家の 箱書が優先されますし・中興名物を中心とした茶入関係 や大名旧蔵の書道具に関しては・遠州流がもっともふさ わしく・本願寺派は藪内家・江戸数寄は江戸千家という ことになります。 ◆藪内家・青々斎家元筆・永楽善五郎作。 ★竹の絵茶碗。 ・内箱。 ◆武者小路千家・有隣斎家元筆。 ★自作茶杓・銘・「常夏」。 ・内箱。 ◆表千家・而妙斎家元筆・楽吉左衛門作。 ★赤茶碗・銘・「笑顔」。 ・内箱。 ◆裏千家・鵬雲斎家元筆・玄々斎好。 ★竹釣舟花入・銘・「秋の入り江」。 ・外箱。 ◆遠州宗家・小堀宗慶家元筆・権十郎作。 ★茶杓・銘・「山の端」。 ・外箱。 ●『書のいろいろ』・・・● ★箱書の様式には次の各種があります。 すなわち・1・墨書・2・字形・3・漆書・4・額彫・ 5・象嵌・6・貼紙などで・内用品や箱の材質・茶匠の 好みによりさまざまなケースが生まれます。 もっつとも通常なのは墨書で・筆蹟の真偽も確かめやす く・直々に筆者の気風も伝わってきます。 種々の茶入の挽家や唐木の箱書には字形がふさわしく・ これには金粉・銀粉の別があり・「腰蓑」・茶入に見る ように同時に二色使い分けているものもあります。 なお・字形というのは本来・筆者が直接置かせるもので すが・時代がたってから先人の筆蹟を模す場合もあり・ その班別も肝要です。 額彫とは・字の形の輪郭を彫るわけで・全面を彫った場 合は・緑青や胡粉を埋めたりします。 象嵌は文字を彫り込んだあとに青貝を象嵌します。 貼紙は・甲には銘書が多く・蓋裏の場合は引き歌や極書 などを貼ります。 ◆中興名物・高取茶入・銘・「腰蓑」。 ・内箱・遠州筆。 ・金・銀字形。 ・香雪美術館。 ◆中興名物・瀬戸茶入・銘・「正木」。 ・挽家蓋・遠州筆。 ・額彫。 ・根津美術館。 ◆信楽手付水指。 ・内箱・石州筆。 ・墨書。 ◆中興名物・瀬戸玉柏手茶入・銘・「村雨」。 ・外箱・不昧筆。 ・墨書。 ・根津美術館。 ◆長次郎作・黒茶碗・銘・「摺墨」。 ・内箱・宗偏筆。 ・墨書。 ・香雪美術館。 ●『書付の世界』・・・● ★書の内容についてはさまざまですが・分類すると次のよ うになります。 ★1・銘に関するもの=銘・歌銘・(引歌を書す)・句 銘・(同)・詩銘・(同)。 ★2・品物の内容・種類=掛物ならば筆者名や墨蹟・歌 切などの分類名。 茶入・茶碗・水指などは品種と・さらに窯名や作 者など。 ★3・筆者や作者の共箱・(本人の箱書)。 ★4・極箱=筆者や作者・あるいは窯名・年代などを極 書したもの。 また・内箱の筆者を外箱で極めている場合も少な くない。 ★5・伝来書=伝来や由来をのちのひとが書付けたもの。 内容を権威づけるうえで大きく役立っている。 ★本体の鑑定も肝心ですが・これらの書付の筆蹟や花押な ど鑑定することも大切です。 ◆大名物・長束割高台茶碗。 ・伝来箱書・不昧筆。 ・(伝来書箱書)。 ・香雪美術館。 ◆名物・雨漏茶碗・銘・「蓑虫」。。 ・内書・不昧筆。 ・(銘書)。 ・根津美術館。 ◆覚々斎作・尺八花入・銘・「高砂」。 ・内書・覚々斎筆。 ・(歌銘)。 ◆楽吉左衛門作・赤茶碗・銘・「笑顔」。 ・内箱。 ・楽吉左衛門筆。 ・(共箱)。 ◆粟田口手付水指。 ・内箱。 ・(伝来書)。 ◆のんこう作・赤茶碗・銘・「夕陽」。 ・内箱・六閑斎筆。 ・(銘書と花押)。 ■■『箱と紐』・・・■■ ★箱には形影相和すように真田紐がかけられています。 箱は時に茶席でスポットライトを浴びることもあります が・紐はあくまでもお道具を護る緑の下の役に徹してい ます。 それだけに一層私的な賞翫の対象ともなり・お流儀・数 寄者・社家・窯元などの好みの約束紐が数多く作られま す。 ★お道具の種類や箱の大きさなどに応じて・二分幅から 一寸四分幅までの極小の画布に・好みの色・柄を展開 する真田紐の豊かな世界を・所蔵の見本帳で楽しんで ください。 ◆上三冊は・幕末から昭和にかけて織られた紐で・ 表・裏・遠州各流と大西・永楽家・金比羅宮・大 本教・それに・三井家の約束紐などが見れられ・ 明治十年代に織られた右下の見本帳には・洋傘・ 算盤玉・相撲など遊び心の溢れた紐が貼られてい ます。 **”(以下・白黒)”** ■■『茶道具の箱と箱書』・・・■■ **”小田栄一”** ●はじめに。 ●(一)。 ●(二)。 ―品名/利休の書付/箱書の材質と形式(表)― ◆「石渓心月墨蹟」。 ・「宗伝 利休」 ・(蓋の甲中央)。 ・桐材・長四方。 ◆「黄瀬戸立鼓花入」。 ・「せとのりうこ花入」 ・(箱の身の側面)。 ・杉材・深四方・蓋の甲面取ず・桟蓋。 ・紐穴丸・丸紐。 ・和泉市久保惣記念美術館。 ◆「高麗筒花入」。 ・「花入つゝ」。 ・(蓋の甲中央)。 ・「宗易」。 ・(身の底)。 ・桐材・長四方・蓋の稜撫面取。 ・紐穴丸・丸紐。 ◆「鉈のさや花入」。 ・「なたのさや花入」。 ・(蓋の甲中央)。 ・桐材。 ・藪内家。 ◆「井戸香炉・銘・[此世]」。 ・「このよ」。 ・(蓋の甲左上)。 ・桐材・四方桟・蓋の稜撫面取。 ・根津美術館。 ◆「長次郎黒茶碗・銘・[東陽坊]」。 ・「東陽坊」。 ・(蓋の甲右上)。 ・桐材・四方・蓋甲撫面取・蓋二方桟。 ・紐穴丸・丸紐。 ◆「長次郎赤茶碗・銘・[早船]」。 ・「はやふね」。 ・(但し貼紙なり)。 ・桐材・四方・蓋二方桟。 ・畠山記念館。 ◆「瀬戸黒茶碗・銘・[小原木]」。 ・「小原木」。 ・これのみ蓋の甲は黄漆書。 ・曲物・覆蓋・黒塗。 ―”大名箱”― ★一般的には真塗箱で祐筆書の金粉字形されたものをい うが・時に白木で唐戸面の取られた精妙な箱に金字形 を置かれたもの・(10頁・「白玉文琳」・の箱)・ や意外にも杉木地の柾目を揃え・これになにげなく墨 書で品が記されたもの・またはこれにそれぞれの家の 紙の貼札がされただけのこのなどが見れれる。 (高取梯子絵茶碗の箱―黒田家伝来・挿図2)。 仁清の茶碗にもこの杉箱がいくつか見られ・中でも加 賀前田藩の御目付家老本多家で作られたものがいくつ かあって・評価が高い。 なおこの杉箱は後述の雲州家の物にも見られる。 ―”千家箱”― ★特に決まりがあるわけではないが・前途の利休箱を含 めて宗旦以降・三千家で箱書をするべく・利斎・春斎 など正規の箱匠が造ったものを指し・紐にも約束があ る。 また・書付の仕方についても流儀によってほぼ慣例が あり・これに併行して職方の共箱の仕方にも自然と約 束のようなものができていることになる。 また各流代々には特に箱書の名人と称される人々が幾 人かあげられる。 表千家では六世覚々斎・(29頁・尺八花入歌銘・挿 図3)・が抜群で・かの信楽水指・「三夕」・を見て もわかるし・のんこうの茶碗・「鵺」・「枡」・「千 鳥」・「虹」・のいずれもがその命銘・箱書である。 裏千家では侘びた風情の四世仙叟・正統派八世一燈・ (挿図4)・達者な十一世玄々斎・(挿図5)・など 多士済済である。 仙叟で筆頭されるのは長次郎作赤茶碗・「無一物」・ 同・「横雲」・同・「勾当」・など特に長次郎茶碗の 目利きと命銘に熟達していたことである。 また玄々斎の達者ぶりは格別であり・命銘以外にも由 来や引歌などまさに多彩を極めている。 武者小路千家・(官休庵)・ではやはり四世直斎が傑 出しているようで・人も知る・「名取川香合」・に見 られるようにその好み物同様・独特の個性で箱書を楽 しんでいることがよくわかるのである。 ―”宗和箱”― ★仁清の作品にその代表例がいくつか見られ・蓋の甲が わずかに盛り上がったものや・蓋の稜が丸やかな撫面 取になったのも・(表紙・兎香炉の箱・挿図6)。 などがあり・おそらくは光悦好み硯箱の蓋からヒント を得られたものと思われ・それゆえか何となく琳派の 気風が漂うのである。 ・略・・・・・。 ―”周防箱”― ★松平周防守妙関候が・みずからの所蔵品に特別に好ん で造らせた箱で・掛物の場合も器物の場合も共通して 下り・中央にあたる部分は溜塗や真塗にして・これを 囲んで縁取り・その外側を荒い布目で張ってこの上か ら漆で固めた独特の意匠のものなのである。 ・略・・・・・。 ―”紀州箱”― ★内箱は・了佐々斎・(挿図7)・や吸江斎の書付のあ る千家箱が多いが・外箱に特徴があり・樅の荒目の箱 に祐筆書で品名が記されている。 ―”雲州箱”― ★特定の形式があるわけではないが・名物茶入の外箱や 袋箱・蓋箱・極箱にもっとも上質な桐の白い白木を用 い・これに優雅な筆致の不昧公自筆の書付が行なわれ ている場合が多く・その品物の価値を著しく高めてい る。 ・略・・・・・。 ―”田安箱”― ★田安徳川家所蔵の品には同家独特の外箱が造られてい る。 形式に特徴があって・軸でも器物でも・上から落と戸 のごとく挿入する蓋で閉じられるようになっている。 ・(12頁・宗旦茶杓・「弱法師」・の箱)。 ―”鴻池箱”― ★外箱に特徴があり・属に万仞箱ともいう。 四方桟のしっかりとした・分厚い箱で・蓋甲は面取り になり・多くの万仞和尚の箱書と落款・花押が伴って いるのでその名がある。 ―”藤田箱”― ★これも特徴ある外箱を指し・茶がかった春慶塗で・甲 の稜は幅の広い面取となっている。 このほかまだいろいろあるが・要するに大別して大名 系と茶家系があり・大名箱にも白木・真塗両種があっ て・書付は後者は字形・前者は墨書と字形両方ある。 唐物茶碗は大名系で塗や蒔絵が似つかわしいが・白木 も少なくない。 ・略・・・・・。 ●(三)。 **”挿図”** ◆1・紹鴎所持・白天目茶碗と黒塗曲内箱。 ・香雪美術館。 ◆2・黒田家伝来・高取梯子絵茶碗・蓋甲の貼札。 ◆3・宗入作・黒茶碗・銘・「曙」・と・覚々斎筆・ 内箱裏書付。 ◆4・のんこう作・黒茶碗・銘・「夕陽」・と・一燈 筆・外箱裏書付。 ◆5・玄々斎筆・竹釣舟花入・銘・「秋の入り江」・ 内箱裏書付。 ◆6・宗和箱・宗和筆・仁清作・兎香炉の内箱甲書付。 ◆7・宗入作・黒茶碗・銘・「曙」・内箱・甲の了々 斎筆書付。 ■■『お茶道具と箱のお付き合い』・・・■■ ―”楽しみつつ箱作り”― **”和田伊三郎・(京指物師・六代江南)”** ●はじめに。 ●「桐箱」・の種々相。 **”部分名称”** ◆真田紐・絹袋織・(裏千家好み)。 ◆蓋・(甲)。 ◆木釘・(うつぎ材)。 ◆本指・(三枚組)。 ◆紐穴。 ◆足桟。 ◆側板。 ◆底板。 **”京指物の工程図”** ◆印籠蓋・(平茶碗)。 ◆四方桟蓋・(茶入)。 ◆二方桟蓋・(香合)。 ◆十文字蝶結・(茶入)。 ◆胴紐・(棗)。 ◆つづらがけ・(替仕覆)。 ●出会いの楽しみ。 ●「箱」・の始末。 ●箱と紐と。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ■入力のミスはご容赦下さい。 ■他の出品も・是非御覧下さい。 ■商品詳細文の転用は堅くお断り致します。 ■■入札案内・・・■■ ●状態はすべて点検済ですが ●見落し等が無いとは言えません。 ●見解の相違も御座います。 ●御了承・御理解の上・入札下さい。 |
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