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★商品説明★ | 道尾秀介著 「獏の檻」 新潮文庫 平成29年 1月 文庫初版 定価 790円+税 570頁 |
★著者略歴★ | 1975年、東京都生まれ。2004年「背の眼」で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞しデビュー。2007年「シャドウ」で第7回本格ミステリ大賞受賞。2009年「カラスの親指」で第62回日本推理作家協会賞(長編および連作短編部門)受賞。2010年、「龍神の雨」で第12回大藪晴彦賞。2011年、直木賞受賞。 |
★作品内容★ | 信州の山深いところで生まれた辰夫は、32年前に村で起こった事件をきっかけに、母親とともに村を離れた。暗い少年時代をすごしたが、母の薦めで東京の大学に入り、その後結婚、子供も設けて、幸せな家族を作っていたのだが、ある悪夢を見るようになってから、会社にも行けず、妻とも離婚。月1回小学生の俊哉と面会する。その帰りの駅のホームで32年前に死んだと思われた女が轢死するのを見る。過去が蘇る、悪夢が蘇る。連休中我子を預けられた辰夫は、32年前に事件が起こった故郷に子供を連れて帰る。この旅行が終わった跡、彼は死ぬつもりで居た。32年前、父が、組合長を殺し、行き掛かりで女も殺していたと思われていたのに、女が死んで居なかった。過去の事件の真相と、途中にはさまれる悪夢。そして今の事件がたくみに織り込まれ、最後まで一気に読まされる。 |
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