
ベックマン インダストリアル テクノノジーは、受動部品素子の製造で世界的に有名な会社です。
本件出品のものは、正式型名が BLA8-103G 8Bit用 R-2Rラダー抵抗です。
8Bit用 R-2Rラダー抵抗とは、8Bitのディジタル信号を接続することにより、
そのディジタル信号値に応じた電圧値を発生させるように工夫されたラダー抵抗素子です。
3番目の画像で説明します。本出品のものは、R=10KΩのもので、本来の使用方法は、
8Bitのディジタル信号を2Pin(LSB)から順にから9Pin(MSB)に接続します。
そうすると、そのディジタル信号値に応じたアナログ電圧が10Pinに現れます。
アナログ出力のダイナミックレンジは、GNDから入力電圧のハイレベルの範囲になります。
画像のように、SIPの2.5mm10Pinですのでサイコロ基板にそのまま使えます。
基本抵抗値が10KΩと大きいのでICの出力負担が少なく、例えば信号処理のラッチICに対応した
ICクリップに仕込んでおけば、各処理段での動作状態がアナログオシロで観測可能です。
また、この部品の全く違った応用方法としては、下記のようなものがあります。
1)テスト用抵抗:各端子間を使うことにより下記のような抵抗値としてそのまま利用できます。
20、30、40、50、60、70、80、90、100、110KΩ
2)電圧デバイダ:この素子の両端にある範囲の電圧(例えば電源電圧)をつなぐと各端子に
デバイドされた電圧が現れ、ウインドウ検出のような機能に応用可能です。
3)カウンターICの出力に接続すれば、直接鋸歯状波が得られます。
そのほか頭の体操でいろいろ応用方法考えてみてください。
ご希望により、複数組も可能です。
発送は定形郵便等で行い、発送後、発送時刻と場所をお知らせいたします。