
自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
いざ!酒杯を上げてこの書を迎えん
酒仙、酒豪、酒乱・・・酒徒にさまざまな形あれど、
なにはとりあえず酒池肉林に遊ぼうではありませぬか。
直木賞作家が教える飲酒のスタイル、酒乱の心得!
飲酒の礼儀作法はいかにあるべきか?
酒は静かに飲むべきか?はたまたハメをはずすのが常道か?
文士と言われる種族のひと癖もふた癖もある飲酒の生態と
編集者の屈折した飲酒の実態をつぶさに体験してきた、
直木賞作家が語る飲酒の心得と、誰もが思い当たる酒飲みの自己弁護!
第1章 クール・サービス(クール・サービス;光の輪とグラスの位置;茶の湯とバー;オヒョイズ・ロマン)
第2章 ワインのそそのかし(黄金の水;思い出のサイゴン・ティ;ワインそそのかし;ビールの味と味わい;ヒレ酒のゆくえ;日本酒の最近史)
第3章 酒を飲む仲になるまで(吉行淳之介さんとあの夜の謎;吉行流気遣いの奥深さ;酒を飲む仲間になるまで;アントニオ猪木との馴れ始め;鶴田浩二の酒を飲む場面;水原弘という異彩;川上宗薫邸の夜;唐十郎グラフィティ)
第4章 アブサンが酒を飲めたなら(私の禁酒法時代;アブサンが酒を飲めたなら;;酒は百薬の長;初めてのトリスバー;俺は酒に強いタイプなのか;一見、裏返し、馴染み)
第5章 酒呑みを仕切ることの無駄(「無茶するなよ」と「無茶苦茶やってこい」のあいだ;朝茶事の前夜の出来事;飲んで、飲んで、毎日飲んで;直木賞を待つ夜の酒;続・直木賞を待つ夜の酒;続々・直木賞を待つ夜の酒;酒呑みを仕切ることの無駄)
レビューより
1998年に世界文化社から出た単行本『酒の上の話』を中心に、関連のエッセイを集めて一冊の文庫本としたもの。
文壇のこぼれはなしといった感じの本である。
幼少期からの酒の思い出、中央公論社の編集者だった頃の小説家たちと飲んだ酒、小説家としてひとりだちしてからの酒と、色々な酒の話が語られている。