人間国宝である三代徳田八十吉の晩年の作品「いっぷく椀」です。
底には金色の地に晩年の印が刻まれています。
紺色と水色、白色に赤や黄色が織り交ぜられ、目を引く鮮やかなグラデーションを形成しています。
まるで宝石のような輝きを放つ逸品の九谷焼作品です。
このグラデーションは
三代徳田八十吉の作品を語る上で欠かせない「耀彩(ようさい)」という技法
三代徳田八十吉は九谷焼の発展に大きく貢献し、海外でも多くの作品を発表しています。
ぜひ実際に手に取り、その深い美しさを体感していただければ幸いです。
☆三代徳田八十吉 いっぷく椀は100,500円で落札されています。
◆作品名
三代 徳田八十吉 晩年 耀彩いっぷく碗
◆サイズ
・高さ 約6㎝
・縦 約9.4㎝
・横 約9.4㎝
◆状態
目立ったキズ・スレはなく、全体的に綺麗な状態です。
丁寧に梱包をして発送致します。
◆付属品
・共箱
・陶歴
◆作家紹介
三代目徳田八十吉は初代徳田八十吉の孫として1933年に石川県小松市で生まれ、九谷焼の伝統と技術を継承した陶芸家です。
祖父(初代徳田八十吉)から九谷の釉薬調合技術を、また父である二代目から絵付けや表現技術を学びました。
金沢美術工芸大学短期大学工芸科陶磁専攻を中退した後、本格的に陶芸家としての道を歩み始めます。
1988年には三代目徳田八十吉を襲名し、1991年には第11回日本陶芸展で大賞・秩父宮杯賜杯を受賞。
1997年には重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者(人間国宝)。
その後も国内外で作品を発表し、高い評価を得ています。