お譲りするのは、テクニクスのSH-D1000です。
プリアンプSU-C1000を販売していた頃、同じような筐体でデジタルプリアンプ的な利用を想定した製品が本機になります。
PCと接続してDSPをプログラミングしたあと、PCを切り離してから、希望の信号処理機能をもつアナログ、デジタル入出力付のプリアンプ的に利用するものです。
デジタル入出力のみ利用してDSPボックス的な使用も可能です。
お譲りするものの構成は下記の通りです
(写真のものが全てです。プログラミングには別途パソコンをご用意ください)
お譲りするもの
SH-D1000 本体2台
リモコン2台
本体付属のPC接続ケーブル1本(RS232Cストレート相当)
本体付属のPC用セットアップディスク2枚
当方が収集した本機用のアプリケーションソフトおよび情報が入ったCD 1枚
(セットアップディスクのファイルと、本体に付属しない各種制御ソフト、(チャンネルディバイダ等)
説明書ならびにソフトの補足情報(54ページ分
)
カタログ
ステレオサウンドのレビュー記事等)
取扱説明書1冊
セットアップガイド1冊
です。
動作は問題ございません。
CD-ROMはCDドライブ付のデスクトップパソコン(OSはWin98SE)に挿入しインストールができることを確認しております。
本体単独での基本動作はデジタル信号発生機と歪率計で簡易チェックし音出し確認しております。
アナログ入出力も歪率計で簡易チェック済みです。
デジタル入出力も外部ソースとDACで音出し確認済
リモコン動作も問題ございません。(電池は落札者にてご用意ください)
PC接続(Win98SEのVAIO)にて、各種アプリで編集、コール、セーブ動作確認済みです。
(本体のメモリーはテスト後、消去済)
<本機の概要>
現在でも、下記URLにて、詳しい製品情報を知ることが出来ます。
興味があるかたは、ご参照ください。
仕様書 パナソニックの参照URL
https://partner.connect.panasonic.com/sites/default/files/CS/PCO/Product%20Documents/Basic%20Docs/asset/solweb/first/shnm_files/sks-v/SH-D1000.PDF
製品レポート 株式会社エーアールアイの紹介ページ
( SH-D1000の概要からハード構成、DSP,各ソフトウェア等々詳細に紹介)
http://www.ari-web.com/shop/audio/dsp/sh-d1000.htm
基本的には、DSPボックスにデジタル、アナログの入出力をつけたデジタルプリアンプ的な製品です。
デジタルチャンネルデバイダとして利用する場合は、肩特性をQで設定できるのが、他に無い本機の特長になります。
Windowsパソコンで、チャンネルデバイダやグラフィックイコライザ、アナライザ等々のプログラミングを行い
好みの機能を有したプリアンプとして活用できます。
代表的な使い方としては
1台利用で2chのイコライザやレベルシフト、2Wayチャンネルデバイダ。
2台利用で4Wayのチャンネルディバイダが実現できます。
ディバイダはクロスオーバー周波数と選択度Qを設定します。(関数を選ぶのではなく、Qで好みのスロープ特性を設定します)
1台で、2系統のアナログ、光デジタル出力S/PDIFがあります。2Wayのマルチアンプを実現できます。
アナログ出力はボリューム(左右バランス+メインボリューム)で可変出力ができ、デジタルプリ的な使い方も可能です。
当方はアナログ式デバイダからデジタルに移行しつつあった当時、本機2台使用でモノーラル4Way仕様でデジタルデバイダとして使っておりました。MASHの音が好みではなかったので、デジタル出力を外部DACに接続しておりました。
接続できるPCで、当方が確認できているのはWindowsPCでOSがWindows95~98SE(日本語)までの機種です。
(写真の画面は98SEでの画面です)
RS232Cの通信レートは本体スイッチとPC側でシリアルポートのデバイス設定が必要です。
制御用アプリケーションソフトはWin10以降のOSではなくなった機能を使っておりますので、
Win10以降のPCでは動作しません。
それ以外XP,VISTA~Win8.1のOSと本製品との接続、動作確認は未確認です。
本機の後発で発売されていたSONYや第一通信工業のDSP利用のプログラマブルプロセッサが
Win95用のアプリでありながらも、最終バージョンではWin10以降上でも動作していることを思うと、少し残念です。
旧パソコンの維持もそろそろ難しくなってきましたので、お譲りいたします
趣味で利用していたものを、個人出品しておりますので、領収書等の発行はいたしかねますので
ご理解の上、入札をお願いします。
現在でもSH-D1000をご利用の方、バックアップ機として。
あるいは
旧PCの環境を温存しておられ、ご利用頂ける方がございましたらよろしくお願いいたします。
<SH-D1000の参考仕様>
入出力
アナログ入力 1 系統
(LOW レベルまたはHIGH レベル端子)
定格入力電圧/入力インピーダンス LOW レベル端子 2V/20k Ω
HIGH レベル端子 5V/50k Ω
デジタル入力 光入力 3系統(DIGITAL1,DIGITAL2,DIGITAL3 1系統はDAT,MD等用)
標本化周波数 32kHz,44.1kHz,48kHz
アナログ出力 2 系統(Ach,Bch)
定格出力/出力インピーダンス 2V/1.5k Ω
デジタル出力 光出力 3 系統(Ach,Bch,Ach 1系統はDAT,MD等録音用)
標本化周波数 44.1kHz
A/D コンバーター部
周波数特性 5Hz ~22kHz(+1dB,-3dB)
15Hz ~20kHz(+0.1dB,-0.3dB)
ダイナミックレンジ 100dB
S/N 比 100dB
全高調波歪率 0.005%
標本化周波数 44.1kHz
信号処理部
方式 24 ビット固定小数点DSP
(内部演算制度 40 ビット乗算器)
標本化周波数 44.1kHz
D/A コンバーター部
方式 S アドバンスドMASH ・クラスA DAC
周波数特性 1Hz ~22kHz(+1dB,-3dB)
7Hz ~20kHz(+0.1dB,-0.3dB)
ダイナミックレンジ 100dB
S/N 比 S/N 比
全高調波歪率 0.002%
電源、サイズ、重量
電源 AC50/60Hz,100V
消費電力 117W
「スタンバイ」時の消費電力は約2W
寸法 (W×H×D) 430mm ×69.3mm ×307mm
本体重量 3.6kg
(2025年 7月 28日 23時 04分 追加)CD-Rに含まれるアプリケーションソフトについて
CD-ROMに含まれるソフト
GEQ STD(グラフィック・イコライザー・スタンダード)
GEQ FINE(グラフィック・イコライザー・ファイン)
UFE(ユニバーサル・フレーケンシー・イコライザー)
STC(シェルビング・トーン・コントロール)
A.I.EQ(アコースティック・イメージ・イコライザー)
CHDEV チャンネル・デバイダー
EQCD (EQCDは、イコライザとチャンネル・ディバイダ-の機能を併せ持ったスピーカのチェンネル・分割と調整を1つのプログラムで実現)
Bitshift デジタルでのゲインの増減
Audana オーディオ・アナライザ デジタル正弦波発振器と歪率計
Comset シリアル通信の設定
当時HPにて配信されていたソフトのうち、当方では、サラウンド系は
YAMAHAで処理していたため、SH-D1000用ソフトは使用しておりませんでした。
よって、下記のソフトはCD-Rに含まれておりません。
Virtual Stereo(ヴァーチャル・ステレオ)
SFC(サウンド・フィールド・コントロール)
SFCヘッドホン
チャンネルフェーズシフタ