イタリア・マントヴァの巨匠、マリオ・ガッダ本人が制作したパーソナルモデルの真作となります。私はイタリアのマリオ・ガッダ工房と直接取引し、御存命のマリオ・ガッダ婦人から日本におけるコレクターとして認められています(お手紙あり)。
商売のために日本に輸入し、なぜかお店ではなく、こちらのサイトで販売するバイオリン販売店ではなく、当方は、あくまでもマリオ・ガッダ作品をこよなく愛する個人コレクターです。これまで90作品以上見てきました。マリオ・ガッダを弾く感動を多くの人に味わっていただきたいと思っております。
スカランペッラやガエタノ、オルナーティ、ポッジ、アウグスト・ポラストリ、ファニョーラ、ストラディヴァリ象嵌など、ほとんどすべての作品を見てきましたが、最後はやはりマリオ・ガッダ本人の作品にいきつきます。今回、このパーソナルモデルとともに、コレクション作品のなかから、ストラディヴァリ象嵌モデルも出品致します。
1970年代までの作品、1980年代の作品では表板、裏板の板厚、そして音量の大きさが異なります。1980年代の作品は板厚が厚く、重すぎる作品が多く見られますが、今回出品した作品は板厚も1970年代と1980年代の中間くらいの厚さです。とはいえ、製作精度が高く、鳴りが抜群なので、ハイアマチュア、プロの方がコンサートホールなどで弾かれる場合でも、とてもバランスがいい作品となっています。
製作者:マリオ・ガッダ
製作地:イタリア マントヴァ
製作年:1983年
ラベル:MARIO GADDA FECE IN MANTOVA
サイズ(製作証明書)
BL: 355mm
UB: 169mm
CB: 112mm
LB: 210mm
<マリオ・ガッダについて>
マリオ・ガッダ(1931-2008)は父である20世紀を代表するバイオリンメーカーの1人、ガエタノ・ガッダ(1900-1956)に師事し、最後の正統なマントヴァスクールの後継者として活躍。父、ガエタノはモダンイタリーの巨匠ステファノ・スカランペッラに師事し、スカランペッラの材料を受け継ぐが、父の死後その材料をマリオもふんだんに使用していたとされている。
マリオ・ガッダの作品は現在市場で350万~450万円で取引されております。また、2008年に他界してから人気も市場価格も上昇しているように見受けられます。加えて、円安の今、購入し難い作品になっております。
裏板はフレームの大きいとても美しい一枚板で作られています。横板も裏板とよくマッチした美しいフレームの楓、男性的な力強くガッダらしいスクロール、オレンジブラウンの美しいニスで仕上げられています。ハイアマチュア、そしてソリストにも満足いただける楽器だと思います。
目立つ傷などは見られておらず極上のコンディションです。証明書の写真通り、フィッティング類も全てオリジナルです。(裏板内側にMGの刻印あり)。バイオリン工房にて新品の弦交換、点検、調整、クリーニングも行っておりますのですぐにご使用頂ける状態です。
もちろん、製作証明書付きの真作となります。フィッティング、購入後のメンテナンスなどがご用命でしたら、当方が普段お願いしているバイオリン工房(郵送でも受け付けています)を紹介させていただきます。
オークションの入札が低調により再出品させていただきました。タリシオといった欧州のオークションサイトでもここまで安く出品されていません。参考までにメルカリに出品されているマリオ・ガッダ作品と価格を見てください。これを機会にぜひ!
■オークション落札後、24時間以内の連絡、3日以内の振り込みなき場合、落札者都合によるキャンセル扱いにさせていただきます。
■作品の差し替えを防ぐ都合上、ノーキャンセル、ノークレーム、ノーリターンにてお願い致します。
■発送はケースに入れ厳重に梱包し発送致します。もちろん、実名配送です。
■入札が低調の場合は取り消しにさせていただく場合もございます。ご了承ください。