M. mandibularisの最大の特徴は、全身が艶のある黒色で覆われており、腹部の後半が美しい琥珀色になっている点です(※写真参照)。頭部と大顎は特に発達しており、ノコギリ状の強靭な顎を持ち、獲物を瞬時に仕留める力を備えています。 視覚が非常に発達しており、敏捷で神経質な動きを見せる一方で、状況をしっかりと見極めて行動する落ち着いた性格も持ち合わせています。毒針を持ち、その刺し傷は人によっては数日間痛みが続くほど強烈なため、中〜上級者向けの飼育種とされています。 ワーカーが10匹ほどいる初期コロニーは、新女王に比べて飼育がやや安定しますが、依然として湿度・温度の管理が重要です。基本的には週1回程度、タンパク源(小型昆虫など)を与えるのが目安ですが、幼虫の数に応じて給餌頻度を調整することが大切です。