*闇を刻む詩人 日和崎尊夫 の 初期の代表作 『KALPA-68-A』です。
1968年制作 直筆サイン入り 限定50部 額装品【真作保証】です。万が一「真作」でなかった際には返品をお受け致します。
「カルパ」を作品化した連作は、1968年から76年頃まで断続的に続けられました。
長い時をかけて、自らの神経をゆっくりと癒しながら、永遠と生命の根源のイメージに満ちた世界を、気の遠くなるような作業によってつむぎだしていきました。
『KALPA-68-A』はそれらの連作の内の代表作です。
木を輪切りにした形を生かして制作されたこの作品は、木口木版にしては大作で、精密な線の中に生命体を思わせる原初的なイメージがいたるところに見えかくれしています。
(徳島県立近代美術館 友井伸一 氏)
この作品は、高知県立美術館や徳島県立美術館、新潟県立美術館、目黒区美術館、いわき市美術館など多くの美術館に収蔵されています。
制作後57年を経過していますが、作品の状態は概ね良好です。
日和崎尊夫 27歳の時の初期の代表作。
*日和崎尊夫ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名:日和崎 尊夫(ひわさき たかお) 1941~1992
・作品名:KALPA-68-A
・技法: 木口木版
・イメージサイズ:約22.5cm×約26.5cm
・マット紙窓枠サイズ:約30cm×約39cm
・額サイズ:約58cm×約49cm
・制作年: 1968年
・限定数:50部
※作品下部に 直筆サイン、作品名、制作年、エディション の記載があります。
※作品コンディション:制作後57年を経過していますが、概ね良好だと思います。
額には小さな打ち傷や擦り傷がありますが、いやな感じはなく、このまま飾って楽しんでいただけると思います。
画像でご確認下さい。
日和崎 尊夫(ひわさき たかお) 1941~1992
1941年高知市生まれ。武蔵野美術学校卒業。日本美術家連盟の版画工房で畦地梅太郎の講習と、加藤清美の腐食銅版画の講習を受講。64年帰郷し、廃れていた木口木版画技法を独学で身につけ、[海渕の薔薇][KALPA]など完成度の高い作品を発表。66年日本版画協会新人賞、67年日本版画協会賞を受賞。77年木口木版画家の会[鑿の会]結成に参加。91年山口源大賞を受賞するが、翌年食道癌のため永逝(50歳)。
「時の流れは早く、ビュランの彫りはかぼそい。だが、たとえこの星が微細なまばたきであれ、けっしてその光を消してはならないー。1978年3月 日和崎尊夫」
長谷川潔、駒井哲郎とともに[版]でしか表現できない独自の世界を築き、数々の酒にまつわる武勇伝に彩られた天才画家は50歳で逝き、あとには500点余りの木口木版画が残されました。闇を刻む詩人の精緻な作品には本物だけが持つ品格が備わっています。 (出典「ときの忘れもの」)