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昭和9年（1934）2月15日発行、法財團 有終會刊。
著者は海軍中将・大谷幸四郎。
「運用漫談」と題されているが、内容は単なる随筆ではなく、
艦隊勤務・航海・砲術・士官教育・人事観など、
現場の体験に基づく実務的論考を含んだ海軍思想随想集。

発行所は海軍系公益団体として知られる「法財團 有終會」。
表紙は淡黄布装、題箋は墨刷体。
奥付には「常磐印刷株式會社」「廣瀨太」などの名があり、
定価三十五銭。印刷・発行共に昭和9年2月。

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◆ 書誌データ
・書名：運用漫談
・著者：大谷幸四郎（海軍中将）
・発行所：法財團 有終會
・発行日：昭和9年2月15日
・印刷所：常磐印刷株式會社（東京市芝區愛宕町）
・印刷者：渡邊丑之助
・発行人：廣瀨太
・定価：35銭
・体裁：布装／全120頁前後（末尾に「漫談奥付」）

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◆ 内容概要
・海軍運用・艦艇勤務の心得
・指揮官としての心構え
・部下教育と士気維持
・戦術・航海・通信の実例談
・人事観・倫理観を交えた随想

戦前海軍の実務教育に関わる一次資料であり、
「海軍中将の体験的語り」として研究価値が高い。
同時代の『海軍随感録』『士官心得集』と並ぶ位置づけ。

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◆ 状態
外装布装ややヤケ・背スレ。蔵印あり（頁内に丸印）。
中面紙質良好、全体として良好保存。
シール剥がし後を別途撮影しておりますので確認くださいませ。

ゆうパケットポストを想定しております。

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◆ コメント
本書は「海軍精神教育・士官心得書」として、
有終會が発行した系列の一冊。
講話・体験談形式で語られる内容は、
昭和初期の海軍運用思想や人材育成を知る重要史料。