■ 商品構成

●チタン合金製のブレーキホースブロックツールです。

①チタン製ブロックナット × 1本

② チタン製ブロックボルト × 1本

③銅製クラッシュワッシャー（厚さ1mm） × 6本

※合計8本のパーツで構成されたセットです。

※複数購入をご希望の方は、購入時に数量を指定してください。
オークションシステム上出品数量の最大個数が9個ですので、
10個以上必要な方はお申し付けください。

■ 製作ストーリー

「わざわざチタンで作る必要があるのか？」と問われれば、そうかもしれません。
でも、「こういう物もあっても良いのでは…？」という気持ちから、気分転換を兼ねて製作しました。

元々はステンレス製で少量だけ作って、自分で使ったり、知人にプレゼントしていたもので、
予想以上に好評だったため、今回はチタン仕様で商品化しました。

私は自分のバイクやお客様のキャリパー・マスターシリンダーの整備を行うことが多く、
その度にブレーキホースを外して、フルードを抜いて、また組んで…という作業がとても煩わしく感じていました。

特にABS付きの車両はフルードの量も多く、モチュールなどの高級ケミカルを使用していると金銭的にももったいない…。
そうした「無駄」を減らしたくて、このツールを作りました。

一般的にはホースをバイスプライヤーで挟んだり、ゴムキャップで塞ぐ方法もありますが、
それらはホースを傷めたり、ステンメッシュホースの内部構造を壊してしまう恐れがあります。

また整備中にうっかりブレーキレバーを握ってしまってフルードが噴き出したり、
徐々に漏れてしまってホイールやカウルの塗装が傷んでしまったり…
そんな経験、セルフ整備される方なら一度はあるのではないでしょうか。

このツールはバンジョーボルトを外した直後にすぐに手で締めるだけで、
キャリパーやマスターの整備を時間を気にせず行えるようになります。

ホースのフィッティング高さはメーカーによって9～11mm程度と若干異なりますが、
全てに対応できるよう設計しています。

長時間取り外す場合は、工具でしっかり固定することをおすすめします。

整備後に再び接続する際も、バンジョーとホース間の少量のエアだけを抜けばすぐに圧が戻ります。

ただし、時間が経っている場合はマスター側のエア抜きも1～2回行うとより確実です。

整備中は必ずマスターのリザーバータンクの液面を確認し、フルードが空にならないようご注意ください。

空になってしまった場合は、再度本格的なブリーディングが必要になります。

これらの作業は決して難しいものではありませんが、
ブレーキ系は命に関わる重要なパートですので、あえて丁寧にご説明いたしました。

もし作業に自信がない方は、必ずプロの整備士にご相談ください。

長年使ってきた経験から、自信をもっておすすめできる便利ツールです。

キャリパーのオーバーホールや交換時に非常に重宝します。

ダブルディスク車両の場合は左右＋リアで3本あると理想ですが、
片側ずつ作業する方は1本でも十分活用いただけます。

フロント・リア問わずブレーキ系の整備全般にご使用いただけます。

クラッシュワッシャーは1回の作業に2枚使用しますが、
消耗品であるため3回分（6枚）を同梱しております。

また、バンジョーボルトのように強く締める必要がないため、
実際には数回の再使用も可能で、長期間ご使用いただけます。

純正ではコストの都合でアルミ製が使われることが多いですが、
本製品では性能を優先し、耐久性と密封性に優れた銅製クラッシュワッシャーを採用しております。

素材にはTi-6Al-4V（通称64チタン／グレード5）を使用しています。

優れた強度・耐食性・耐熱性を誇り、部品同士の結合を確実にし、最高の性能を引き出します。

錆びることもなく、時間が経っても美しい発色を維持し、バイクの品格を高めてくれます。