拍卖号：w1193793304

开始时间：07/24/2025 18:15:55

个 数：1

结束时间：07/26/2025 21:05:43

商品成色：二手

可否退货：不可

提前结束：可

日本邮费：买家承担

自动延长：可

最高出价：up2********

出价次数：7

　19世紀のインド更紗です。近年の複製ではないオリジナルであることを保証します。同手のインド更紗には、描線に勢いが無く、ボテっとした単調な感じのものも見かけますが、こちらは力強く躍動感あふれる筆致で、とても上手な描き染めだと思います。しかも、まずまず良い状態です。　
　この布は昔、インドネシア スラウェシ島 タナトラジャで入手しました。この手の布は、たまに18世紀とされているのを見かけますが、正確には19世紀以降のものです。
　大きさは、約238×189㎝、中央から２枚継ぎとなっています。1枚目全体画像では、左右の角がかけていますが完品です。5、6枚目画像をご覧ください。
　やや厚い手紡ぎ木綿地に、天然染料を用いて手描き（一部木版捺染）された文様は、「生命の樹」です。生き生きとした描線で隙間の無いほどびっしりと描き込まれています。あまり水を潜っていないようで退色がほとんど見られず、インド更紗特有の深い赤色が鮮明に残っている美しい布です。また、葉の部分（4枚目画像）など、黄緑色の天然染料が残っています。
　このタイプのインド更紗は、長くコロマンデル海岸で製作されたと考えられてきましたが、近年では19世紀にスリランカで製作され、インドネシアに輸出されたとの説が有力となっています。そして、インドネシアの支配階級の家で、重要な儀式の際に壁面を飾る掛布として用いられ、代々家宝として大切に引き継がれてきました。　
　200年近く経っており、その用途を考慮すると、通常この手は傷みが激しく、端布でしか残っていないものです。しかし、出品の布は、所々、補修が入っているものの、状態の良い方だと思います。一番大きな補修部分は、布の左上（8枚目画像）の中央やや上に縦横に白く線状に写っている箇所が確認できますが、その部分に裂けがあり補修がなされています。同じ箇所が布の右上（7枚目画像）の上端にも見られます。文様がややずれているので、注意して見るとご確認いただけるかと思います。その他、10枚目画像の青い囲み範囲内にあるような裏側から布片で傷みを補修している部分が、所々にあります。しかし、一見して分かるような大きな傷みや欠失はありません。これまで所有していた同手の布の中でも一番良い状態でしょう。裏側（10枚目画像の赤い囲み部分）には、書き込みがあります。元の所有者の名前でしょうか？判読できません。生地自体にはリキがあり、しっかりしていて、十分に鑑賞に耐えられる布です。全体画像や5〜8枚目の4分割画像でご確認の上、傷みや補修もオリジナルである証と受け止め、古布にご理解のある方のみ、ご入札をお願いいたします。　
　現在ではもう、このような布が一般市場に出ることは無いでしょう。整理のため抑えての出品としており、このインド更紗の希少さを考えると大変リーズナブルかと思います。出品している品はいずれも、現地にまだ物が残っていた良い時代に選別して蒐集したもので、時代や品質について保証します。この布の美しさを評価し、大切に引き継いでくださる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

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