お世話になります。
天然ラピスラズリの自家製岩絵の具です。
約6年振りの出品となります。
過去に購入頂いた方々にはお礼申し上げます。
チェンニーニの青色成分抽出技法を現代風にアレンジして量産できるようになっています。
今回は更に高効率化を図って納得いく品質(後述の1等級)に全てが到達してから売り出す予定でしたが、
狙いの青色を安定的に抽出することの難しさに2年間苦悩し続けたところ、根詰め過ぎたせいか、
私自身が鬱っぽくなってきてしまったため(笑)途中で止めて出品することにしました。
■原石
使用したラピスラズリ原石は、アフガニスタン産(仕入先業者の説明)です。
■粒度
粉の粒度は250メッシュ(約60ミクロン)の篩を通過するもので、
最大粒度は岩絵の具の『9〜10番:やや粗粒』に相当します。
割合は不明ですがそれ以下の粒度も含まれています。
■色味
チェンニーニの技法は1400年頃に記されたウルトラマリンブルー顔料を製造するためのものです。
抽出の良し悪しによって青の色味度合が異なることも記述されております。
そこで、油絵具用のオイル(ポピー)で溶いて市販のホルベイン油絵具H122ウルトラマリンブルーと共に比較しています。
画像では、粉のみ、粉にオイルを垂らした直後、一週間後を示します。
市販の絵の具の色に近い順番で1~5等級に分類しましたので画像をご確認願います。
尚、等級は青の色味が強い順に番号を振っているだけで、客観的な指標ではありません。
5等級はラピスラズリ原石を粉砕したのみで抽出は行っていません。
驚く人もおられるかもしれませんが、見た目青いラピスラズリ原石でも粉砕しただけだとダークグレーの発色となります。
また、伝統技法でも化学合成の市販絵の具に迫る青色を再現できていることを評価いただけると嬉しいです。
■取引量
青の色味が強いほど高価になるため取引量は少なくなります。
落札価格に依らず一回の取引量は下記となります。
落札時にご所望の等級を一つお知らせください。
1等級:10g
2等級:20g
3等級:30g
4等級:40g
5等級(未抽出):300g
■在庫量
在庫量に限りがあります。
再製造販売の予定はありませんのでお早めにご検討ください。
特に1等と2等は少ないです。
1等級:約10g
2等級:約180g
3等級:約800g
4等級:約1000g
5等級(未抽出):1kg以上
ここで、5等級はラピスラズリ原石を粉砕しただけで未抽出の粉で、
この粉から他の等級の粉をチェンニーニ技法で抽出しています。
5等級だけでなく、抽出済みの3~4等級の粉を使って純度の高い抽出を試みることも可能です。
■その他
6年前の出品時はレアさに注目が集まり、特に日本画用に人気で、
画材店も含め京都からの購入者が多かったと記憶しています。
プロ画家にもご使用いただき、展覧会へこの顔料を使った作品を出展する計画をうかがい、
とても楽しみにしていましたが、結局コロナ禍で流れてしまい残念な思いをしました。
仕事の都合で土日の発送となります。
参考までに抽出に使用した松脂も出品しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
(6年前の出品時には最後にチェンニーニ技法の記述の一部を転載しておりましたが、今回はやめておきます!)