
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、保管時の悪さから表紙上部に薄い折れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
放射能列島日本でこれから起きること―誰も気づかない環境被害の真実 武田邦彦
福島で原発事故が起きた。日本に深刻な放射線問題が残り、そのことによって日本人の人生設計は大きく変化せざるをえない状況になってしまった。そしてそのことは従来の環境問題であるリサイクルや温暖化などとどう関係してくるのか。従来の環境問題と新しい環境問題。複合的な新しい環境問題について、武田邦彦が危ない問題点を提起した1冊。
20年間も続くウソの環境問題と原発事故による最悪の環境問題。負の関係性を鋭く抉った新・環境論。リサイクル・ダイオキシン・温暖化…かつて論じられた環境問題は、どうして消えてしまったのか。正義を隠れ蓑にした利権の中、また同じ過ちを繰り返してはいけない。これからの日本人へ生きる指針を示す待望の書。
目次
第1章 原発事故が起こした誰も言わない後遺症(人類は地震に耐える原発をつくったことがない;「原子力発電所は安全だけれど危険だ」という論理 ほか)
第2章 体内被曝は何を基準に判断したらいいのか(いつからか1年1ミリシーベルトの基準が変わった;水の基準と食品の基準がまったく違う現実 ほか)
第3章 不安な日本の将来を変えるエネルギー問題(地球温暖化を隠れ蓑にした原子力発電;原発を中止したらエネルギーは不足するのか ほか)
第4章 “ウソの環境問題”20年間のツケ(「環境に良い原子力発電所」という偽善;軽蔑していた中国から軽蔑される愚 ほか)
第5章 最悪の環境の今、取り戻したい日本人の心(幻の環境問題の萌芽;歴史は何を教えてくれるのか ほか)
レビューより
温暖化を肯定的に論じてきた武田の主張が原発批判をしながらまとめられている。年間1ミリシーベルトが、いつのまにか被ばく限度を文科省は、
20ミリシーベルトの基準をいったん示した。もう多少の被ばくは我慢しろと言うことか、国民を馬鹿にしている。温暖化は、氷河が融けて海面が上がると言うが、そもそも南極は大陸の上に氷がのっていて、気温がマイナス40℃が、5℃上
がっても、マイナス35℃。海水が温かくなって、水蒸気になる量が増え、実際には雪が増える。つまり氷が増える。これが、本当の自然のメカニズムだろう。「南極は温暖化したら氷が減る」などとは、とんだ見当違いなのである。
スーパーのレジ袋も、ダイオキシンも全て利権がらみなのだと言うことが、武田邦彦の主張であるが、その通りだろう。原発も結局利権がらみで身動きとれないのが関係者の本音なのだろう。原子力は環境にいいなどとよく言ったものだ。科学者としての責任を武田邦彦は訴える。日本の多くの科学者は、目を覚ましてほしい。原発などいいもののはずがないから。