魔法で学園美少女になってしまった彼女の気を引け!「天使な小生意気」PS版!!
ご存知、少年サンデーで大人気だった西森博之原作の学園コメディー
「天使な小生意気」です。
この作品は、2002年(平成14年)にバンダイ(バンダイナムコ)から出たADVです。
どちらかといえば、アニメ版のゲーム化って感じですね。
基本的には本編のストーリーを追う形式で進行するのですが、
物語には登場しなかった人物を主人公にした設定で、
もしも本編のストーリーにもうひとりキャラがいたら?って感じで展開していきます。
物語は・・、
学園トップクラスの美人とされる恵(めぐみ)と幼馴染みの美木(みき)には秘密があった。
子供の頃、わんぱくだった男の子の恵。
彼は美木と一緒に遊んでいる時に、魔法使いの姿をした老人が他の子供たちからからかわれているところを助けた。
ぶっきらぼうだった恵は、助けた代わりに魔法を使って何かくれとねだる。
老人は彼に一冊の本を渡した。
ページを開くと本に宿る精霊が現れ"何でもひとつ願いを叶えよう"と言ってきたので、
恵はすかさず"男の中の男にしろ"と命じた。
するとその精霊は、何をどう思ったのか、恵を女性に変えたのだった。
怒りに任せた恵は本を川に捨ててしまう。
時間が経てばいずれ元に戻ると思っていたからだ。
しかし、いつになっても元に戻る気配はなく、とうとう高校生になってしまった。
そんな恵と美木をとりまく学園ストーリーが始まる。
って感じで進行していきます。
ゲームは、
会話や選択肢によって変化していくマルチエンディング形式のADVで、
一日の終わりにキャラのルーレットが回転して、止まったキャラの夢を見ます。
これによっていろいろとヒントや変化も・・。
ゲームの大ざっぱな目的は、恵に気に入られる事です。
他にも様々な展開が。
SGグラフィックによるビデオゲーム(当時の)を超えたクオリティのADV画面に加え、
アニメのキャストによるボイスがほぼほぼフルで入っていて、アニメ時代からのファンにはたまりませんよね。
アニメシーンも結構使用されていて、オープニング映像は貴重なノンクレジットで収録されています。
しかも、テレビ放送時には見られなかったワイド版です。
ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
「天使な小生意気」のアニメは、
今ではよくある"真夜中アニメ"の初期時代の頃の作品でした。
テレビ番組のほとんどがバラエティー化してしまい、ニュース番組ですら様々な話題を提供するバラエティーニュースとなり始めた時代、
各曜日の午後7時枠をほぼ独占していたアニメ番組もバラエティー番組に切り替わってしまい、
アニメの居場所を求め苦肉の策として真夜中の時間帯や早朝の時間帯に移して細々と放送するようになっていました。
"真夜中にアニメを放送して誰が観るんだ!"とか"夜更かし癖の子供が増える"などと反対意見も多く、ホントに肩身の狭い思いでアニメを放送していた時期ですよね。
ビデオがあるじゃないか?という意見も現代なら出そうですが、この当時にそんな事を言えば、"子供にビデオを持たせるのか?甘やかしてどうする!"なんて言われてしまう時代でもありましたね。
他にもこの時代のアニメは様々な変革期にありました。
たとえば画郭。
プラズマテレビや液晶テレビが出始めたこの時代。
4:3の画郭のテレビはほとんどの国民に行き渡っていた事から、新たなワイド画面の放送を始めて買い替え需要を増やそうとしていた時期でもありました。
これ以上はなかなか売れ行きが伸び悩んで来たら、少々強引な手を使ってでも買い替えさせるという、さすがは資本主義といったところでしょうか?
こんな事をしているから"世界一ゴミを出している国"なんて皮肉を言われたりするんですよねー。(泣)
この「天使な小生意気」もワイド画面で収録されていたのですが、まだまだフルサイズ(4:3画面)のテレビで見ている視聴者が多かった事から、左右の画面をトリミングして4:3画面にしたものを放送していました。
ですが・・、そもそも画面をトリミングしている時点で違和感を感じますよね。
デジタル放送が主流になってからの方々には分かりずらいかもしれませんが、往年のアニメファンにはまだまだフルサイズ(4:3画面)を好む傾向が多くあります。
そもそもなぜ4:3画面をフルサイズと言うのか?って思う方も多いでしょうねー。
ワイド画面の方が画郭が左右に広いのですからワイド画面をフルサイズと呼んだ方が良いのでは?という意見すらありますよね。
実際は、ワイド画面の方が4:3画面の上下をトリミングしていたパターンが多かったんです。
そりゃそうですよね?カメラのレンズが丸いのに横長の画面って方が不自然です。
カメラなんかのフィルムの画郭も4:3ですしねー。
話しは逸れますが、
この時代のビスタサイズの映画をDVDやBDなどのデジタル映像ソフトとVHSなどの4:3のアナログ映像ソフトとで比べてみてください。
多くの場合、アナログ映像の方が上下に広い画面で楽しめますよ。(笑)
中には「ターミネーター2」などのようにシネマスコープサイズの映画なのに、実際は4:3で撮影されているものもあります。
4:3画面をシネマスコープにトリミングしたら、半分くらいの画面を切られて見えなくなってしまいますよねー。
さらに、この時期のアニメはデジタル化への変革期にもありました。
これまではセル画を一枚一枚描いて、裏から色を塗って完成させていた原画も、少しずつPCを使用するようになってきていました。
デジタルだと、色をはみ出したり、少し修正を加える場合も、セル画であれば最初から描き直しになりますが、PCを使ったデジタル原画なら簡単に消してやり直せたりできますし、まるで水彩で描いたようなイラストであっても消して修正できたりしますからねー。
昔を知るアニメーターさんは、そんな現代風のアニメ制作しか知らない若手に対して"これはズルい"と思ってしまう事も多いようですよ。(笑)
ちなみにこの「天使な小生意気」が、制作スタジオ最後のセル画アニメだったらしいです。
全50話のストーリーの中には、そろそろセル画アニメ制作が苦手なアニメーターが増えてきたのか、妙に絵のクオリティが悪かったり、スムーズな動きができていないシーンもそこそこありましたよね。(苦笑)
ゲームについても少し余談ですが・・、
最近ではやたらとネット系ゲームが流行ってますよねー。
中にはオンラインゲームでもないのにネットに繋ながないと起動しないものとかあったりして・・。
まるで"ネット環境が無いのならゲームをするな!"って感じで、あまりいい気分がしませんよね。
ですが、このPS1が主流だった頃まではそんな事もなく、このゲームのようにスタンドアローンで動作するゲームばかりで良かったですよねー。
オンラインゲームなんて、サーバーのサービスが終了してしまったらゲームができなくなってしまったりするので、う~ん・・って思います。
久し振りに楽しもうと思ってもサービスが終了していてできなかったり、中古で入手しても動かなかったりするのはどうか?と思いますよね。
資本主義の世の中で経済を回したいのは分かりますが、何でもかんでも手あたり次第って感じがしてきます。
ゲームや映画、漫画などは芸術作品の域だと思いますので、あまりビジネスライクさせてほしくないものですね。
さてさて、余談はこのくらいにしまして・・
この商品はいわゆるワンオーナーものです。
商品内容は、ケース、解説書、背表紙(背帯)、アンケートハガキ、ディスクの5点です。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
解説書の状態は、目立った損傷なども見当たらずキレイな方だと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。
この商品はPS版ですが、PCで楽しむ方々の場合は、独自にコンバータープログラムを個人構築している方の場合は各々ですが、Emuなどでも楽しめると思います。
(※ PCによる動作はあくまでも個人的な私見です。様々なPC環境が要因で動作環境が変化しますので統一見解ではありません)
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などはできませんのでご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間~10日ほどかかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、無理な配達日の指定や、無理な配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。