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出品しているコインはすべて、鑑定機関により厳しく真贋鑑定を受けたもののみです。
万が一、贋作と判明した場合は、いつでも返品をお受けいたします。
また、相場を参考に適正な価格を心がけ、可能な限りお求めやすく設定しております。
初めての方もどうぞ安心してご検討ください。
今回ご紹介するのは、
1718年に発行されたジョージ1世時代の1シリング銀貨です。
このコインが生まれた頃、日本では徳川吉宗が将軍に就任し、享保の改革が始まった時代。
遠く離れた島国・英国でも、時代の節目を迎えていました。
ぜひご覧ください。
ジョージ1世は、1714年から1727年までイギリス国王を務めました。
ドイツ・ハノーヴァー家の出身であり、母はイングランド王ジェームズ1世の孫娘。
アン女王が跡継ぎを残さず亡くなった後スチュアート王家の断絶により、王位継承法に基づきイギリスに迎えられました。
英語を話せない王として知られ、「君臨すれども統治せず」という英国君主のあり方を形づくった人物でもあります。
政治的には人気が高かったわけではありませんが、優れた閣僚の起用により政局を安定させ、のちの産業革命を支える下地を整えました。
コインの表面には、ジョージ1世の肖像が刻まれています。
裏面には紋章が刻描かれていますが、発行年によってデザインが異なります。
本コインは「薔薇と羽飾り」です。
本コインは準準最高鑑定のMS63で13枚のみと大変希少です。
上位には4枚しか確認できません,
18世紀のイギリスを象徴する、静かな風格を湛えた一枚。
ジョージ王朝の幕開けを告げた、その歴史の証に触れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、18世紀の1シリングは、当時の労働者の数日分の賃金に相当しました。
今となっては、通貨としての役目を終え、歴史の証人となっています。