商品説明下部にも写真がございます
応安裏年期を有する、長船派の巨匠・大宮盛景の傑作短刀
板目に乱れ映り見事な地鉄に、小沸出来美しい焼刃
刀身ほぼ無反りに反りのある中茎の、極めて時代の古い備前物の刀姿が顕著
鎌倉末期の景光や初期の兼光との交流なども窺える希少な一振り
守護クラスの武将の注文打ちか、長銘裏年期の希少性抜群の短刀
近年注目を集める、長船の大宮派の棟梁刀工の南北朝裏年期を有する短刀
短刀:「備州長船盛景 応安六年十月日」
※刀剣類は、法律に基づき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です※
【寸法】
登録証種別:短刀
登録証銘文:「備州長船盛景 応安六年十月日」
登録証長さ:23.2cm
登録証反り:0.2cm
元幅:2.15cm
先幅:1.6cm
元重:0.4cm
先重:0.3cm
【刀身】
平造り、庵棟、身幅やや細め、反りほぼ無反り
鍛え、板目肌、やや流れ心を交え、乱れ映り立ち、鉄冴える
刃紋、小沸出来の直刃となり、金筋かかる
帽子、直に入り、掃きかけて浅く返る
中茎、生ぶ、反り付いて先栗尻
ハバキ、銀着一重
【説明】
応安六年(1373年)の裏年紀を有する、備前の名工・大宮派の長船盛景による奇跡的な在銘短刀です。
大宮派は、開祖・国盛が山城国猪熊大宮から備前に下向したことに始まるとされ、同じ長船派でありながら
「長光・景光・兼光」の長船本流とは別系統とされています。本作の大宮盛景などが、その代表的な刀工とされています。
数多くの文化財や重要刀剣を輩出しており、無銘の極めであっても前述の指定品として認められるほどに評価の高い名工です。
盛景は鎌倉時代末期から応永にかけて数代にわたり栄えたとされていますが、裏年紀がないものが多く、代別の特定は古来より困難でした。
そのような中、本作は応安六年という大変貴重な南北朝期の年紀を有しており、まさに奇跡的な在銘刀といえます。
本作は、ほぼ無反りの刀姿でありながら、中茎にはやや振袖のような反りが見られます。
南北朝期の短刀でありながら、鎌倉時代の景光や初期の兼光に似た体配を有しており、
「備州長船盛景 応安六年十月日」という長銘からも、守護クラスの高位な武将による特別注文品であったと考えられます。
さらに、地鉄は板目がやや流れ気味で、極めて鮮明な乱れ映りが見られます。
そのため、銘を見ずとも一目で鎌倉~南北朝期の備前物と判別できる、まさに典型的かつ優美な備前短刀といえるでしょう。
近年、大宮派は研究対象として注目されることが増えており、本作のように鎌倉末期の景光や兼光に酷似した体配を持つ刀は、
長船本流の鍛冶の影響を色濃く受けたものと考えられます。資料的価値も非常に高いことは間違いありません。
現状では未鑑定品で、やや古研磨気味ではありますが、前述のとおり乱れ映りが見られる備前物の傑作です。
最上研磨を施せば、より明瞭な地刃が現れることは間違いなく、貴重な応安の裏年紀を有することから、重要刀剣の候補にもなり得るでしょう。
近年、このような乱れ映りが鮮明で、かつ南北朝時代の貴重な裏年紀および長銘が入った備前短刀は、ほとんど市場に出回ることがありません。
今回、相続に伴う生ぶ出しとして、約半世紀ぶりに世に出る貴重な一振りです。
この機会をお見逃しなく、ぜひお求めください。
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